2月13日(土)、14日(日)、2020年度デジタルゲーム学科卒業研究・卒業制作展 情報学科特別研究展 医療福祉工学部特別研究展「なわてん」をオンラインで開催しました。
今年で開催18回目を迎える「なわてん」。総合情報学部の集大成である卒業研究・卒業制作発表の場であり、映像作品から3DCGアニメーション、VR・AR作品、ゲームアプリ、音響作品、イラスト、3D造形、プログラミング、研究論文などがオンライン会場に出展されました。また、昨年度からは医療福祉工学部が新たに参加し、さらに幅広い展示発表を行いました。学生たちの個性豊かな発想から生まれた多彩な作品が公開され、2日間に渡り多くのアクセスがありました。
14日にはメインイベントの「なわてんグランプリ」をYouTubeでライブ配信。出展作品の中から特に優れた作品にグランプリを授与したほか、来場者の投票で決まる「観客賞」や友電会賞、後援会賞など各賞を授与しました。
デジタルゲーム学科 第15期生、情報学科 第5期生の出展作品152点の中からグランプリに選ばれたのは、デジタルゲーム学科の飯塚健太さん、太田航輔さん、小澤良甫さん、片岸大樹さん、磯雄貴さんによる作品「対戦型アクションレースゲーム『はねろ!デブ鳥くん!』」。
審査員長を務めたゲーム&メディア学科の小森一平教授は「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、授業はもちろん作品制作も制約がありました。特にグループで制作したチームは顔を合わせて議論をすることができず難しさがあったかと思います。このゲームは、3つの研究室に渡って優秀な学生が集まり制作されました。『デブ鳥くん』はとても愛嬌があり親しみのあるキャラクター。子どもや家族そろって楽しめる微笑ましいゲームです。」と受賞を称えました。
ゲームプランナーを担当した飯塚さんは「専門分野が異なる5人の学生が、4年間で得た知識や技術を集結して制作しました。大学生活最後に一番大きい賞を頂き、本当に光栄に思います」と受賞の喜びをコメントしました。
また、プログラマーを担当した太田さんは「このような状況の中、オンラインミーティングで何度もぶつかって、出展ギリギリまでブラッシュアップを続けたからこそ、今回グランプリを頂けたと思います。4月から一緒に作ってきた4人の仲間に『ありがとう』と伝えたいです。」と、共に作品を作り上げた仲間への感謝の気持ちを述べました。
各賞発表の最後には、大石利光理事長・学長からのビデオメッセージが流れ「今年度は制作活動において、感染症対策など考慮すべきことが多々あり、大変ご苦労されたことと思います。作品制作に情熱を傾け打ち込んだ経験は、必ず次に繋がっていきます。今回のコロナ禍での経験や、これまで学んだ専門知識を活かし、それぞれ自分自身で選択した新たな道を堂々と進んでいってください。」と学生たちへエールを送りました。
『なわてんグランプリ2020』受賞作品
【グランプリ】
◆作品名「対戦型アクションレースゲーム『はねろ!デブ鳥くん!』」
飯塚健太さん、太田航輔さん、小澤良甫さん、片岸大樹さん、磯雄貴さん(デジタルゲーム学科)
【準グランプリ】(2作品受賞)
◆作品名「MV『乙女型運命目次録』」
藤岡浩太郎さん、岡﨑翔子さん、斉野佑衣さん、樫澤諒さん(デジタルゲーム学科)
◆作品名「映像作品『寺山研最悪の1日』」
郭湛倫さん、中沖幹斗さん、岩﨑滉平さん、湯川澄直さん、池田崚介さん、柏木結貴さん(デジタルゲーム学科)
【観客賞】
◆作品名「Minecraft 短編アニメーション インフィニトリ」
Akira.さん(デジタルゲーム学科)
【友電会賞】(2作品受賞)※総合情報学部対象
◆作品名「京阪電車駅員の音声加工」
山岡香澄さん(デジタルゲーム学科)
◆作品名「Djangoとdiscordbotを用いた自転車の駐輪場管理システム開発」
南貴之さん(情報学科)
【後援会賞】
◆作品名「遺物図鑑ARアプリ」
田上航大さん、横田健一さん(デジタルゲーム学科)
【アゴラ賞】
◆作品名「オンラインミニゲーム集の制作」
小谷卓央さん、関亮介さん、中村康汰さん(デジタルゲーム学科)
【学術研究賞】
◆作品名「紙媒体から電子媒体へのアクセスを簡易化するための手書きのマークとwebページを対応付けるアプリの作成」
日野和久さん(情報学科)
【芸術賞】
◆作品名「オルゴールを活用した音響と空間演出」
長谷川遼さん(デジタルゲーム学科)
【友電会賞】※医療福祉工学部対象
◆医療福祉工学科 藤田真悠子さん
◆理学療法学科 中川颯馬さん
◆健康スポーツ科学科 前田笑奈さん
※友電会賞:学業成績・スポーツ・社会奉仕活動を通した社会貢献等、学科により相応しいと思われる成果をあげた5学部全学科の卒業予定者(各学科1名)に対し、大阪電気通信大学友電会(同窓会組織)から贈られる賞です。