工学部建築学科の授業「インテリア計画(北澤 誠男准教授)」では、2019年度から地域貢献・地域連携の一環として、本学に隣接する「寝屋川市立中央幼稚園」の園児たちに、伐採した木や廃材などを使用してさまざまな木工作品を寄贈しています。
4回目となる今回は、木工所から出た角棒廃材を使用して、園児が楽しく座れるための音の鳴る椅子(カホン)を製作しました。カホンとはスペイン語で「箱」を意味し、元々はペルー発祥の打楽器(体鳴楽器)の一種です。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、一昨年と昨年はオンラインでのお披露目でしたが、今年は3年ぶりに園児たちが本学を訪問。お披露目の前には、3D造形先端加工センターやOECUイノベーションスクエアを見学しました。
はじめに、北澤准教授より今回の取り組みの背景や、音の出る椅子が作られた過程などを分かりやすく説明。園児たちは興味津々の様子で話に聞き入りました。
その後、それぞれの作品の代表者が、幼稚園の先生方と園児たちに、音の鳴る椅子に込められた想いや使い方をプレゼン。園児たちに興味をもってもらうために、実際に音を鳴らしてみたり、問いかけてみたりとコミュニケーションを取りながら説明しました。
プレゼン後、園児たちに自由に座るよう促すと、大喜びでお気に入りの椅子に座り、音を鳴らして遊んでいました。
最後に園長先生より園児たちが作ったメッセージを手渡され、学生たちも嬉しそうな笑顔をみせ、幼稚園に音の鳴る椅子を運び入れました。
自分たちで作ったものが、人の手に渡り喜んでもらえる嬉しさを感じることができた機会となりました。建築学科では今後もこの取り組みを続けていく予定です。
(本学のこの取り組みは、SDGs「12」「13」「15」に該当します)
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
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