1月13日(金)、情報学研究所講演会 「第1回 電通生の歩んだキャリアパス」を、本学卒業生の山口あゆみ氏を招いて、寝屋川キャンパスコンベンションホールで開催し、当日は、Zoom Webinarsを用いた配信も行いました。この講演会は、情報系学生のキャリアプラン設計の一環として開催されました。
女子が理工系への進学を考えても、その先にある女性研究者や技術者などの情報が少なく、将来のキャリアプランを立てることは容易ではありません。本研究所ではこうした問題を少しでも解決すべく、情報系の女性のロールモデルを学生に提供し、少しでも将来を描く手助けなればと考えています。
山口氏は、1996年に大阪電気通信大学 工学部 電子機械工学科を卒業。卒業後は、メーカーの生産管理部門、新規事業部門と工場の立上げを経て、現在は株式会社ニコニコムにてITサポート業務に従事。2005年より、社会に出る前の小中学生や、教職員の携帯電話やインターネットの使用に関わるセキュリティ関連イベントの主催や登壇を行い、SNSの利用方法や情報発信に関する啓発を開始。現在は、京都府警察ネット安心アドバイザー、eネットキャラバン認定講師、SIA認定ネットセーフティー・インストラクター、IHC運用ガイドライン検討協議会委員を務めています。
山口氏が就職した当時は就職氷河期の真っただ中、今でこそ少なくなりましたが男尊女卑や、パワハラなど、働く女性にとっては厳しい現実があったそうです。
そのような中でも、働きながらコミュニティ活動を行い、4度の転職を経験した山口氏ご自身の経験をもとに、「自分自身がどのような形で社会、仕事、家庭と関わるのか。それは女性の問題だけではなく、男性の課題でもあります」とお話いただきました。
最後に大切なこととして、「世界は広いです。セミナーや展示会などを活用し、聞く機会を増やしてください。情報の発信をすれば情報が集まります。そうして、自分のぺースでやりたいことを見つけてください。」とメッセージを贈りました。
講演後には質疑応答の時間を設け、学生たちは積極的に質問をしていました。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
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