国際交流センターでは、新しく入学した留学生および交換留学生を対象に、日本文化の体験・学習の機会として「日本文化特別講座」を開催しています。2020年度からコロナ禍で実施を見送ってきましたが今年度、3年ぶりに再開されました。
2月4日(土)、中国、韓国、インドネシアからの留学生12人及び日本人学生の国際交流ボランティア2人が参加し「日本文化特別講座京都学外見学」として、京都(日本)の伝統文化を体験しました。
「京友禅体験」では、日本の染色の講義を受けたあと、無地のトートバッグやペンケースなどに好きな柄の型を選んで色を重ね、美しい和風グラデーションを楽しみました。
「平安神宮参拝」では、境内で神前式の結婚式が執り行われており、留学生たちは初めて見る日本式の花嫁の美しさに見とれていました。
「和菓子作り体験」では、日本の四季を模った美しい「干菓子」「上生菓子」を、本物の職人と同じ道具を使って挑戦し、抹茶と一緒にいただきました。
参加した学生はみな、事前に見学で訪れる場所の歴史や発祥、ゆかりの地や人、エピソード等を予習し、レポートとして提出していたため、当日はそれぞれが興味と疑問を持ち寄って参加することができました。日本人学生からは、「自国の文化を外国人に自信を持って紹介できることは、国際交流をするために必要不可欠なものだと実感した」というコメントも出ていました。
また、今回の見学で、留学生は日本文化を体験し、学びを深めただけでなく、他学科の留学生や日本人ボランティアの学生と交流ができ、意見交換が活発にできたことも大きな収穫だったと話していました。
◆国際交流センターでは、学内の留学生と交流する国際交流ボランティアを募集しています。詳しくは国際交流センターまでお尋ねください。