2月14日(火)、セメント系3Dプリンターでの造形デザインコンペで、最優秀作を受賞した工学部 建築学科3年生出口海仁さん、古本直輝さん、他1人(チーム名:ニミッツ)が連携先企業である倉敷紡績株式会社のご協力により、寝屋川工場にて、セメント系3Dプリンターで造形したベンチの印刷に立会いました。
本取り組みは、文部科学省が実施する令和3年度「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」の一環として、セメント系3Dプリンターでの造形を前提としたコンペティションを実施。入賞した設計デザインを実際にセメント系3Dプリンターで印刷し、寝屋川キャンパス内に設置する予定です。
最優秀作を受賞したニミッツチームは、
「過去に学外コンペティションに参加しましたが、今まで一度も結果をだすことが出来なかったので、今回3Dプリンターの造形に興味があったので応募しました。チーム名の由来は、メンバー3人の好きな数字を言ってみると全員が「2」だったので、2が三つで「にみっつ」です。
作品のコンセプトは、大学内の中庭に設置するので、動きのあるデザインと柔らかい印象を与えたかったのでねじねじにしました。そして、ベンチの概念を変えたかったこともあり、インパクトのある形と目立つベンチを意識しました。
コンペティションから約半年間、倉敷紡績株式会社と打ち合わせを繰り返してきましたが、ベンチとしての安全性、耐久性を考慮しながら、自分たちが考えたデザインをどこまで残すか葛藤していた時に、倉敷紡績株式会社の担当者の方から「デザインは引き算だ」とアドバイスをいただき、ここまでくることが出来ました。
PCの画面上でみていたベンチが、目の前で3Dで形になっていく様に感動と、やっと形になったという達成感を感じました。初めての受賞で最優秀賞をいただけたので嬉しいです」と興奮した表情で語っていました。
立会いに同行した学事部 早野秀樹部長は「セメント系3Dプリンターは、樹脂3Dプリンターと違って制約があるため修正の繰り返しでした。形になるまで約半年間かかっており、大学で学ぶ理想と、企業から教わる現実に、試行錯誤しながらも、打ち合わせやデザイン修正を繰り返すニミッツチームの姿をみていて成長を感じました。企業技術者から指導をいただけたのはとても貴重な経験だと思います」と話してくれました。
【最優秀作品】
ニミッツ:工学部建築学科3年生 出口海仁、古本直輝、他1人
【優秀作品】
大学院工学専攻建築学コース1年生 武田剛
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