4月4日（火）、2023年度入学式を四條畷キャンパス・コナミホールで行い,1,572人の新入生がキャンパスの門をくぐりました。
午前10時より「工学部」、同11時30分より「情報通信工学部、医療健康科学部」、午後2時より「総合情報学部」、同3時30分より「大学院」と4部制に分かれて式典を執り行いました。
式典会場では塩田邦成学長による告辞と大石利光理事長の祝辞が贈られました。
新入生を前に塩田学長は、「皆さんは大学入学と同時に夢の実現への第一歩を踏み出しました。夢を描くのは簡単ですが、実現するにはその『夢』がどんな因数で構成されているかを考える『因数分解』をすることが大切です。因数には専門知識、資格、発想力、英語力、コミュニケーション力などがあります。本学には多様なプログラムを用意していますから、ぜひ活用してそれらの因数を磨いてください。人生は長いです。その中で大きな変化にさらされることもあるでしょう。それらに対応できる引き出しを増やし、夢見る力、夢への情熱を持ち続けることが人生を豊かにします。大学は皆さんの歩みに寄り添うことを約束します。一生の宝となるものを得て、有意義な学生生活を送られることを願っています」と述べました。
続いて登壇した大石理事長も「夢」について触れるとともに、「挨拶と言葉遣い」の心得について語りました。「ご入学にあたり、二つのことをお話します。まず一つ目は、『挨拶と言葉遣い』です。言葉遣いひとつで人生が180度変わってしまうこともあるほど言葉は重要です。丁寧な言葉遣いはまわりの人に良い印象を与えます。ぜひ、丁寧な対応を心がけてください。二つ目は『夢』についてです。先月、日本中が歓喜の渦に巻き込まれたWBCで中心的な存在であった大谷翔平選手は『人生が夢を作るのではなく、夢が人生を作る』と言っています。夢を持つことで挑戦するパワーが生まれ、成功につながるのです。皆さんも未来に向かって、それぞれの立ち位置で大きな夢を描いてほしいと願っています」とはなむけの言葉を贈りました。
続いて大学院と学部それぞれの新入生代表が壇上で宣誓。「本日、大阪電気通信大学に入学する新入生一同は、大阪電気通信大学の基本理念、目指す人間像を目標として行動し、学則を守り、学業に専念するとともに、実り多い学生生活を送ることを誓います」と力強い口調で誓いの言葉を述べました。
式典終了後は各学科に分かれて教室で教職員が学生証や関係書類の交付を行いました。
新入生たちは緊張しながらも希望に満ちたまなざしで大学生活や学科内容の説明に聞き入っていました。
工学部建築学科の新入生、松尾蓮花さんは「両親が建築関係の仕事をしていますので、同じ道を志しました。将来は建築士になって、お客様の夢をもとにデザインした住まいを提供することが目標です。学長先生にいただいた告辞の中にも「夢」という言葉が何度も出てきましたが、私も『夢』の実現に向かって色んなことに挑戦したいです」と希望に満ちた笑顔で語っていました。
