4月13日(木)、四條畷キャンパスにて医療健康科学部理学療法学科主催のWBCキューバ代表トレーナーの吉岡航氏の講演会を開催しました。当日は、Zoom Webinarを用いた配信も行いました。
吉岡氏は大学卒業後、奈良県のクリニックに理学療法士として勤務。その後、夢である野球にかかわる仕事をするためにメキシコに渡りました。メキシコではプロ野球をめざす子どもたちを育成するAcademia de beisbol del pacificoやプロ野球チームでのトレーナーとして活躍されました。その時のチームメイトからWBC代表トレーナーの誘いを受け、2023年WBCのキューバ代表のトレーナーとして帯同されました。
講演では、理学療法士を目指すきっかけやクリニックでの経験、そして海外での経験を画像や動画を見せながらお話しいただきました。
講演の最後には学生に「理学療法士という資格が自分を支えてくれるので、大学の授業をしっかりと受けください。若い時はまわりの人が助けてくれるので、チャレンジをしてください。そして、目の前の患者さんに優劣をつけず、自分の持っている専門知識や技術でできることを全力で患者さんに提供できる理学療法士になってください」とエールを送りました。
講演会終了後も学生が質問し、熱心に吉岡氏の経験を聞いていました。
質問をした理学療法学科4年生の藤原秀晃さんは「現在、就職活動中ですが、行動力がすごいと思いました。今までは病院やクリニックで働くことを考えていましたが、海外という選択肢もあることを知りました。そのためには覚悟や夢、武器が必要だと感じました」と感想を述べました。
また、メジャーリーグでの優勝という吉岡氏と同じ夢を持っている理学療法学科3年生の奥村天飛さんは「同じ夢を持っている方の話を聞けてよかったです。モチベーションが上がりました。自分はまだまだと感じたので、夢を叶えられるよう行動して頑張りたいと思いました」と今後の抱負を語ってくれました。