6月19日(月)、大阪電気通信大学高等学校工学科の生徒14人を対象に工学部環境科学科 齊藤安貴子教授による課題研究の高大連携授業を行いました。
今回の授業では「色」「繊維」に焦点を当て、多繊交織布を使い合成色素と天然色素の違いについて染色して比べるための実験をしました。色や繊維は「化学基礎」の範囲に含まれており、実際に触れて目で見ることで知識の強化にもつながります。
※多繊交織布とはナイロンや羊毛、綿など、7種類の繊維が1枚の帯状に織り込んである特殊な布生地です
まず、着色料が使われている駄菓子から合成色素が含まれる部分を削り取りました。
削り取った部分を酸性の水に溶かして容器にいれ、多繊交織布を浸し、染色された多繊交織布を顕微鏡で観察しました。顕微鏡で観察することにより、繊維が染まっているのか色素が付着しているだけなのか見ることができます。
同様に実験した天然色素は全体的に薄かったり染まり方にムラがあったりと、合成色素との染まり方の違いを観察し、色素の構造には様々な種類があることを実感できました。
生徒たちは「合成色素と天然色素では染まり方や色の濃さが全然違っていて、とても驚きました。普段から手に取る商品など、どんな着色料や香料が使われているかを意識して見てみたい」と話しました。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
PAGE
TOP