7月10日(月)から14日(金)の5日間、神奈川県横浜市パシフィコ横浜展示ホールで会期中の国際会議IFAC2023の併設行事として行われた、「FCSC(フューチャーコンビニエンスストアチャレンジ)2023@IFA2023」で工学部電子機械工学科 鄭研究室が2つのタスクで2位入賞しました。
本大会は、ロボット技術によって従業員の負担を軽減し、お客様に新しいサービスを提供する未来のコンビニエンスストアを実現することを目的としたロボット競技会です。
競技の内容は、デイリー商品(おにぎり、弁当など)の陳列や賞味期限切れ商品の回収を行う「陳列廃棄タスク」、ロボット技術を用いた近未来の接客をデモンストレーションする「接客タスク」、トイレ空間内の便器と床を清掃する「トイレ清掃タスク」の3つのタスクを行います。
参加者は、自律的に移動して作業を行うことのできるロボットや、店内に設置可能なインフラの開発、模擬店舗の中で各タスクのデモンストレーションを行い開発したシステムによる作業の正確性などを競います。
今回は、鄭研究室OBモノづくり同好会MultiMのメンバー2人が加わった、合同チームの4人で3タスクに出場しました。4人のメンバーとサポート学生2人という少ない人数で、競技直前までロボットを改良し続けた結果、「接客タスク」と「トイレ清掃タスク」の2タスクで2位に入賞しました。
「接客タスク」では、鄭研究室 大西海人さん(工学部電子機械工学科4年生)が主に担当し、前大会で4位の高評価を受けたSDGsのフードロスとコンビニの収益改善を狙った接客システムが高く評価されました。
「トイレ清掃タスク」では、本研究室教員 鄭 聖熹教授が前大会で問題となった部分を改良し、大幅に掃除性能をアップさせ(模擬尿90%、ゴミ回収率80%)、動作も安定させることができました。
「陳列廃棄タスク」では、7自由度ロボットマニピュレータPANDAでおにぎりを陳列棚に配置するところまで開発が進みましたが、本番では移動ロボットが正常に動かなくなる問題に見舞われ入賞することができませんでした。
本大会は、2025年大阪・関西万博で、世界中からチームが参加する大規模な大会が行われる予定です。
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