8月23日(水)、24日(木)、東京都港区の建築会館ホールで行われた第7回日本建築学会グローバル化人材育成プログラム「世界で建築をつくるぞ! -グローバルな建築デザイン・マネジメント・エンジニアリング分野への入門」に、工学研究科工学専攻 建築学コース2年生の武田 剛さんが参加し、アランバーデン最優秀賞を受賞しました。今回のプログラムは、同コース北澤誠男准教授が日本建築学会への推薦状を提出の上、同学会の厳正な審査の結果、武田さんが選出されました。
本プログラムは、「講義の受講」「講師から与えられた課題作成(グループワーク)」「講評」を通じて、世界で活躍しようとする志を持つ学生に対し、世界で建築をつくる活躍の場の実情や将来の方向性等について、グローバルな建築デザイン・マネジメント・エンジニアリングの人材を育てる育成プログラムです。プログラム内容は、講義60分・課題作成60分・講評60分の計180分(3時間)を1日に2回、9人のグループワークで行いました。
当日は、世界を舞台に各方面の第一線として活躍するスペシャリストが講義を担当。実務者・研究者からなるメンターからの知識サポート(社会的背景や実務に関する知識)も受けることができます。
最優秀賞を受賞した、アランバーデン氏による講義テーマ・課題・グループ発表テーマは下記となります。
講義テーマ:脱炭素に聞く構造デザイン
課題:日本における脱炭素構造を発展させる提案
発表:空き家の廃材を活用した分解可能な建築
武田さんは「世界的な建築家の内藤廣氏の講演を受講したかったのと、海外の最先端テクノロジーに興味があり、視野を拡げたいと考えていたのでこのプログラムに参加しました。個性豊かな講師の方が多く、メンターや他大学の学生とコミュニケーションがとれたので、大変でしたが充実した2日間でした。これから参加しようと考えている人は、インターンシップ前に参加するのが良いと思います。実績はもちろんですが、他大学の学生とグループディスカッションを行うことで経験が積めるのでぜひ参加してください。プログラムの課題だけでなく他のものも吸収することができ成長できると思います」と話しました。
北澤准教授は「本学建築学科1期生のフロントランナーとして、6年目となる学科や2年目となる大学院を、使命感を持って引っ張ってきたのは武田君でした。コンペや講演会など色んなことに果敢に挑戦し、今では私のマインドやスキルを遥かに超える存在となりつつあります。来年4月から建築設計事務所にて設計者として、武田君自身の思いや世界が必要としているコトをカタチにしていくことになりますが、今回の体験は、今後の大きな財産となるでしょう」とこれからの成長にも大きな期待を込めていました。
今回のプログラムを通じて、講義だけでなく、さまざまなグループワークにより他大学の学生と意見交換を交わしたことは、視野拡大にもつながり今後の研究活動や将来に向けた意識の変化にも繋がったようでした。
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