一般社団法人 実践教育訓練学会 機械系専門部会 設計分科会主催の「設計チャレンジカップ2023 -3Dプリンタ活用編-」で、工学研究科 制御機械工学コース2年生 星野研究室 日髙雄斗さんが金賞(最優秀賞)を受賞しました。
また、同専門部会 超精密加工分科会主催の「加工チャレンジカップ2023 -平面度編-」で、同学科同コース1年生 田代研究室 植村陽平さんが金賞(超精密加工分科会賞)、工学部 機械工学科4年生 星野研究室 山中頼さんが銀賞(スポンサー賞)をそれぞれ受賞しました。
「設計チャレンジカップ2023 -3Dプリンタ活用編-」は、学生たちが持っている知識や技術を最大限に活かし、今ある課題にオリジナルの解決策を提案する大会です。こうした実践的なチャレンジを通じて、学生たちは設計の正確性や実現可能性を自らの手で学び取ることができます。
今年の課題は「キッチンで役立つグッズ」。日高さんは、3D造形先端加工センター協力のもと「簡単!丸氷製氷機」を提案。家庭で美しい丸氷を手軽に作れる丸氷製氷機を設計しました。
受賞について日高さんは「以前から3Dプリンタを使って、丸氷を作ってみたいと考えていたので、課題に沿ったアイデア出しは容易でした。3Dプリンタの製作工程で積層ピッチ(プラスチックのつなぎ目)が出てしまい、氷の膨張を考えた時に試行錯誤を繰り返しましたが何とか造形することができたので良かったです。このような名誉のある賞をいただきありがたく思います」と話しました。
「加工チャレンジカップ2023 -平面度編-」は、高精度の加工技術を競う大会です。星野研究室では第1回大会から全国の大学教員やベテランの訓練指導員に混ざってチャレンジしています。
課題は、加工手段・方法は問わず「とにかく平らな平面を創り出す!」こと。直径30mm×厚さ15mmの試験片を、マシニングセンタや手仕上げ作業で加工しました.
金賞受賞の植村さんは「卒業研究で磨きの研究をしていたので、研究結果を活かし磨きの時間を一定にして仕上げることを心がけました。今後は加える力や速度を計測しデータ化していきたいです」
銀賞受賞の山中さんは「磨く時間で仕上がりが変わるので、肉眼ではわからないため計測器で測りながら磨きました。金型が専門分野なので、今回学んだことを活用し今後につなげていきたいです」とそれぞれ受賞の喜びや加工の工夫、今後の抱負などを話してくれました。
・設計チャレンジカップ2023 -3Dプリンタ活用編-
金賞(最優秀賞)「簡単!丸氷製氷機」日高雄斗
・加工チャレンジカップ2023 -平面度編-
金賞(超精密加工分科会賞)植村陽平(Sz μm 4.606)
銀賞(スポンサー賞)山中頼(Sz μm8.456)
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