2023.09.21 総合案内

台湾 逢甲大学との国際交流会議「日本文化美学訪問」を開催しました

9月4日(月)から6日(水)の3日間、台湾 逢甲大学との国際交流会議「日本文化美学訪問」を開催しました。

逢甲大学は台中市西屯区にある、1961年に設立された私立の総合大学です。

 

初開催となった本国際交流会議は、日本の建築デザインを学ぶために台湾・中国で実務経験のあるデザイナーや建築家約30人と、大阪大学、逢甲大学、本学 工学部 建築学科の教員が参加しました。

 

4日(月)の淡路島夢舞台での開所式を皮切りに、国際交流会議がスタート。翌5日(火)は本学 寝屋川キャンパス コンベンションホールで開会式が行われ、国際交流センター主任 金村仁教授から大学概要や教員について紹介を行いました。次に、高畑顯信教授から建築学科の説明を実施。また、通訳者として総合情報学部 デジタルゲーム学科 佐藤礼華准教授も参加しました。

 

説明後、A号館(OECUイノベーションスクエア)1階パサージュに設置している、建築学科の学生たちが製作した模型やポスターなどを、北澤誠男准教授が紹介。続く3D造形先端加工センターでは先進的な工作機械や、実際に3Dプリンタでつくられた造形物の紹介を行い、その後移動した先の学生ラボや研究室では、日頃の様子に興味を深めていただきました。

 

次に、大阪大学 大学院工学研究科 環境エネルギー工学専攻 環境設計情報学領域 福田知弘准教授より「建造環境でのXRとAIの可能性」をテーマに講義が行われ、深層学習の統合によるMR(複合現実)の高度化や、建造環境でのVR(仮想世界)等についてお話をいただきました。

 

最終日の6日(水)は、塩田邦成学長より「今回の交流を機に、逢甲大学と連携を深めていきたいと思っています。本日は情報交換も含めてぜひ日本を楽しんでください」との挨拶でスタート。逢甲大学より記念品として、中国の著名な建築家「梁 思成」氏の著作『中国建築史』に掲載された図面が印刷された陶板が贈呈されました。

 

次に、本学 建築学科の各教授による講義が行われました。

はじめに、飯島憲一教授が「日本におけるCAD・BIM等のテクノロジー」をテーマに本学の学生が4年間でどのようにCAD・BIMを取得していくのか、BIMによって人々の働き方や作業の効率化など、今注目されているDX(デジタルトランスフォーメーション)について話し、CADやBIMは世の中に貢献するためのツールであることを説明しました。

 

続いて、矢ヶ崎善太郎教授が「日本の伝統建築の特徴」をテーマに和室や茶室が現代までどのようなプロセスで変化してきたか日本の伝統建築について話しました。また、現代では作られなくなった床の間について「目の逃がしどころ」や「話のよりどころ」である床の間の本質についても説明を行いました。

 

午後からは、北澤准教授が「日本の現代建築の動向」について日本と中国の設計の違いや、これまでに設計した建築事例を説明しました。

 

最後に逢甲大学 陳教授が「日本と世界の建築デザインの美学」について講演を行いました。

 

今回の国際交流会議を通して、日本の建築や本学の学びの環境、プロジェクトについて深く知っていただく貴重な機会となりました。今後も交流が一層深まることを期待しています。

 

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