2023.12.25 プレスリリース

大阪電気通信大学が四條畷市に市指定有形文化財の3Dデータと3D造形レプリカを贈呈、1月10日に贈呈式を開催 ― デジタルの力で地域の歴史文化の周知に貢献

大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市・四條畷市/学長:塩田邦成)はこのたび、学生らが授業で作成した四條畷市指定有形文化財の子馬形埴輪と馬形埴輪の3Dデータおよび子馬形埴輪の3D造形レプリカを同市に寄贈する。これは、同市教育委員会をクライアントする「社会プロジェクト実習」の一環として行われたもので、撮影した3Dデータをもとに、同大3D造形先端加工センターの3Dプリンターで子馬形埴輪の実物大レプリカを作製。これらのデータとレプリカは、市内の学校における学習での活用やWeb展示などへの活用が期待されている。2024年1月10日(水)に四條畷市への贈呈式が行われる。
 
【本件のポイント】
■社会プロジェクト実習の一環で、四條畷市教育委員会をクライアントとして四條畷市指定有形文化財の埴輪の3Dデータを撮影
■同大の機材や設備、デジタル技術を用いて、3Dデータ並びに3Dプリンターで実物大のレプリカを作成
■学生からの提案として、今後は市内の学校における学習での活用、Web上でのヴァーチャルミュージアムでの展示などに活用が可能
 
【本件の概要】
大阪電気通信大学総合情報学部デジタルゲーム学科とゲーム&メディア学科では、実際に企業や地方自治体などから与えられた課題を解決していく授業「社会プロジェクト実習」を展開。ゲーム&メディア学科 原久子教授の班では四條畷市教育委員会をクライアントとして、飯盛城跡、資料館の紹介動画制作、SNSでの発信、SNSを用いたイベント実施、四條畷市に伝わる龍伝説にまつわるリーフレット作成、文化財の3Dデータ撮影と3D造形制作といった活動を進めてきた。
 
同大四條畷キャンパスの位置する大阪府四條畷市は日本でも初期に馬の飼育が行われた場所とされ、歴史的な遺跡や古墳などが多い地域である。キャンパスにも近いJR忍ケ丘駅の周辺では、四條畷市指定有形文化財の子馬形埴輪と馬形埴輪が発掘されている。 全国的にも珍しく、希少な文化財であるこれらは近年、さまざまな国内外の展示に貸し出しの依頼があり、四條畷市立歴史民俗資料館で実物を観覧できる日が少なくなっていた。
 
今回は上記の課題解決のため、原教授の班が作製した子馬形埴輪の3D実物大造形レプリカ、同埴輪と馬形埴輪の3Dデータを四條畷市に寄贈する。
 
大阪電気通信大学は今後も、デジタル技術を用いた研究教育で地域の歴史文化の周知に貢献していく。
 
◆贈呈式開催概要
【開催日時】2024年1月10日(水)11:00~12:00
【開催場所】四條畷市役所 本館2階ミーティングルーム
【出席者】
・四條畷市長 東修平氏
・四條畷市教育委員会教育長 植田篤司氏
・大阪電気通信大学学長 塩田邦成

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