4月23日(火)、四條畷学園高等学校 総合キャリアコース2年生9人を対象に、四條畷キャンパスで総合情報学部による高大連携授業がスタートしました。この高大連携授業は高校の2、3年生の2年間と、大学での4年間を通じた高大連携による専門教育を目的としています。今後、前期と後期に7回ずつ計14回の授業を実施する予定です。
第1回目となる今回は、ICT・ゲーム・メディア講座として総合情報学部デジタルゲーム学科 中根康之准教授、沼田哲史准教授が「ゲーム開発の仕事について知る」をテーマに授業を行いました。
はじめに、総合情報学部について説明を行い、ゲーム業界の現状やゲームの市場規模、日本市場の構成、ゲームプランナー・プログラマーの仕事について学びました。続いて、急速に変化する制作の技術として、AIの活用や医療との連携、XR(クロスリアリティ)の可能性について学び、ゲーム業界がより高度化していくことや、生成系AIの登場で何が変わるのか、AIの概念やAIの限界、AIと人間との関係について理解を深めました。
中根准教授は「“ただ面白い”ではゲームは成り立たなくなってきました。ゲームクリエイターは、社会でどのような存在であるべきかという視点で考え、制作することが求められています」と話し、沼田准教授は「機会があればチャットGPTなど生成AIを実際に使ってみてください。人の意思次第でAIの貢献度は変わります。ゲーム業界に入るためには知識が必要です。情熱をもって頑張ってください」とエールを送りました。
最後に、今回の授業の資料が「Gamma」というプレゼンテーション資料作成AIを用いて作成したことを伝えると生徒たちは驚いていました。
授業に参加していた生徒たちは「専門的な用語が難しかったですが、ゲーム業界の現状や市場規模など、知らなかったことが学べたので楽しかったです」「日本のゲーム市場の今後の展望が理解できました。AIの活用など勉強になりました」と話してくれました。
今後の授業内容
前期/
4月30日(火)[メディア]映像撮影技術の紹介と実践
5月 7日(火)[メディア]映像制作に関わる目立たない仕事や技術について知る
5月14日(火)[ゲーム]ゲーム開発の体験演習
6月11日(火)[ICT]ICTを活用したビジネスの企画立案
6月18日(火)[ICT]情報ビジネス企画の発表
6月25日(火)先端マルチメディア合同研究所(JIAMS)施設見学
後期/
9月10日(火)先端マルチメディア合同研究所(JIAMS)施設見学
9月17日(火)[メディア]絵本とういうメディアを知る
10月 8日(火)[メディア]絵本制作体験
10月15日(火)[ゲーム]ゲーム開発の仕事について知る
10月29日(火)[ICT]ICTを活用したビジネスの企画立案
11月19日(火)[ICT]情報ビジネス企画の発表
11月26日(火)[ゲーム]ゲーム開発の体験演習
ロボットからIT、ゲーム、医療まで多種多様な学び。
めざす専門分野のスペシャリストとして、未来を切り開ける人へと成長してください。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
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