兼宗進副学長(工学部電子機械工学科 教授/ICT社会教育センター長代理)が一般社団法人 情報処理学会のフェローに認定され、塩田邦成学長へ報告を行いました。
情報処理学会は1960年に創立された歴史ある学会であり、コンピュータとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術及び技術の振興を図ることにより、発展する情報処理分野で指導的な役割を果たすべく活動しています。
情報処理学会におけるフェロー制度は、情報処理および情報通信等の分野で貢献した会員に対し、その貢献を称えるとともに、その貢献が広く周知されるよう社会的認知度を高めることを目的として、1999年度に新設されました。当該分野で学術的または産業的発展・普及・振興などに著しい貢献をした会員に「情報処理学会フェロー」の称号が授与されます。
兼宗副学長は、教育用プログラミング言語「ドリトル」、オンラインプログラミング学習環境「BitArrow」、データベース学習教材「sAccess」を公開し、初等中等教育におけるプログラミング教育の必修化と教育を支援してきた功績。さらには、文部科学省の委員として高等学校情報科の学習指導要領と教員研修用教材を作成し、中学校技術科と高等学校情報科の教科書を作成し、情報処理学会においてもIPSJMOOCでの動画教材作成などに貢献するなど、日本におけるプログラミング教育の普及と教材の研究開発を行ってきたことが評価され、今回のフェロー認定となりました。
兼宗副学長からは、「大変名誉な称号を拝命し、身の引き締まる思いです。情報処理技術を通じて、今後も継続して社会に貢献していきたいと考えています」との声が聞かれました。