2024年度未踏IT人材発掘・育成事業(主催:独立行政法人情報処理推進機構)に椎名貫太さん(総合情報学部デジタルゲーム学科4年 沼田研究室)が採択されました。
この事業は、経済産業省がITの技術革新による経済社会に新たな付加価値を創出するため、突出したITの能力を持つ人材の発掘・育成を推進しており、その一環として独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が取り組んでいます。なお、この事業修了者のうち、特に卓越した能力をもった者は「スーパークリエータ」として認定されます。
今回の公募では175件の応募があり、国公立大学や大学院生などのプロジェクト21件が採択されました。採択されるためには独自のアイデアや技術力、プロジェクトの実現可能性など厳しい審査をクリアする必要があります。
椎名さんのプロジェクト「ジェネラティブVJソフトウェアの開発を容易にするシステム」は、ジェネラティブVJを実現するためのシステム開発を目指しています。具体的には、WebGPUを活用したプログラマ向けのライブラリとノンプログラマ向けのWebアプリケーションを開発し、ジェネラティブVJの技術を広く普及されることを目的としています。このプロジェクトの詳細は関連リンクをご覧ください。
また、本件に関して7月10日(水)、椎名さんは沼田准教授とともに塩田邦成学長へ本事業に採択されたことを報告しました。
本学初の快挙に椎名さんは「自分にしかできないプロダクトをこの事業で開拓したいと思っていたので、採択されてとても嬉しく思います。この環境を活用して、今だけでなく将来にも価値を生んでいくため、一歩を踏み出していきたいと思います」と意気込みを話してくれました。
沼田准教授からは「私からのフィードバックをよく取捨選択して提案書に取り入れながらも、自分のオリジナルのアイディアを大事にして首尾一貫した態度で自分の想いを共有したことが採択につながったと思います」というコメントがありました。
塩田学長は「大学として大変名誉に思っています。将来性や未来の産業に可能性を感じました。期待していますのでぜひチャレンジし続けてください」とエールを送りました。
この快挙は、椎名さんの卓越した技術力と創造力の結果であり、努力と情熱の結晶です。
未踏IT人材発掘・育成事業に採択されることは、国内外のIT業界から高く評価されることであり、このような機会を得ることは学生の将来に大きな影響を与えるものです。
椎名さんの今後さらなる成長が期待されます。