11月12日(火)、寝屋川キャンパスにて3D造形先端加工センターでマシニングセンタ3級合格証書の授与式が行われました。
授与式には、センター長 田代徹也教授、実験サポート課職員、受験者4名が参加。田代センター長から合格者に合格証書とバッジが、残念ながら不合格となった学生には3D造形先端加工センターの機械を使って金属で作られた努力賞のプレートが授与されました。
授与式後、田代センター長と合格した学生らは塩田邦成学長へ合格の報告を行いました。塩田学長は賞状とバッジを手に取りながら、努力を労いました。
塩田学長は「本学は資格取得に力を入れており、みなさんには資格取得のロールモデルとなっていただきたい。また、役立つ大学として教育を行っているので、この資格で世の中に役立つ人材となってください」と話しました。
今回の合格者の中で、唯一の電気系の岡本武さん(工学部電気電子工学科3年)は「異分野協働エンジニアリング・デザイン演習で他学科の学生と一緒に授業を受けたことがきっかけでこの資格を受検しました。機械系の授業はないので、まずは講習会から参加しました。わからないことが多かったですが、実験サポート課の職員の方々のサポートのお陰で、合格することができました」と受検のきっかけを話してくれました。
尾崎凜太郎さん(工学部機械工学科4年)は「就職活動では資格はアピールポイントになるので、勉強していたことも含めてよかったです」と話し、松岡黎斗さん(同学科3年)は「資格自体を知らなかったのですが、田代先生の奨めもあって受検をしました。本学では試験と同じ機械で練習ができるので、実技試験対策になりました。機械がないと慣れることも難しいので、そういった点ではとてもよかったと思います」と資格のメリットや本学での試験対策について話してくれました。
マシニングセンタ3級とは「機械加工技能士」を指し、国家資格になります。機械加工技能士は、操作する機械ごとに試験が設けられ、NC(数値制御)旋盤やマシニングセンタなどで部門が分かれ、3級、2級、1級といった段階があり、3級は初級技能者、2級は中級技能者、1級は上級技能者レベルとなっています。2級以上を受験する場合は実務経験が必要となります。