11月14日(木)四條畷キャンパスで、本学卒業生のヴィスコ・テクノロジーズ株式会社代表取締役、総合情報学部 足立秀之客員教授による特別講演を行いました。
足立客員教授は、本学工学部精密工学科(現/機械工学科)をご卒業され、コグネックス株式会社など3社の企業を経て、2003年ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社を創業し代表取締役に就任。その後、2023年日本インダストリアルイメージング協会理事、2024年株式会社J-MANGA CREATE顧問、本学総合情報学部 客員教授に就任され現在に至ります。
講演では『起業から上場まで 面白い仕事をして人生を楽しむ為のセミナー』と題して「何のために起業するのか」「起業の時に気を付けること」「上場のその先に何をするのか」「そして“面白い仕事”とは」をテーマに、足立客員教授のこれまでの経歴やヴィスコ・テクノロジーズ株式会社の紹介、画像処理技術による製品検査の特徴、検査の中でも特にコネクタ端子の検査、JASDAQ上場時の様子について等ご説明いただきました。
また、「オタク文化への恩返し」として、アニメや漫画が好きで足立客員教授の今までの人生を支えてくれたのは“オタク文化”であると語り、今までの資産をアニメや漫画、ゲーム、ロボット製作会社へ投資し、趣味を活かしたもので世の中に恩返しをしていることをお話しされました。
学生たちは熱心に耳を傾け、面白い仕事をして人生を楽しむことについて学びました。
質疑応答では、「人生に影響を与えたアニメや漫画は何ですか」「ロボットが好きとおっしゃっていましたが、今の技術ではロボットを製作するのは難しいと感じた際、なぜロボットの手や足でなく“目”に着目したのですか」など積極的に質問をしていました。
最後に足立客員教授は「まだまだ成功したとは思っていません。世界中でヴィスコ製品が使われる、それが10年後の目標です。起業するためには才能が必要です。今日お話したことをヒントにいろいろなことを考え、どうすれば良い仕事、面白い仕事ができるのか、どうすれば良い人生が送れるのかを見極めるためチャレンジしてください。自分で納得のいく仕事をして、納得のいく結果を出してください」と学生たちにエールを送りました。
講演を聞いていた上田芽吹さん(総合情報学部情報学科4年)は「講演を聞くまでは、上場企業の取締役なので遠い存在だと思っていましたが、今までの人生を支えてくれたのはアニメや漫画などの“オタク文化”と話していたのに親近感がわきました。就職先で社長や目上の方と話す際、何か共通点があるかもしれないので、物怖じせずにコミュニケーションをとろうと思うきっかけになりました」と話してくれました。
学生たちにとって、自分で納得のいく仕事をして、納得のいく結果を出すことの重要性を学ぶ非常に有意義な時間となりました。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
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