11月22日(金)、寝屋川キャンパス コンベンションホールで10月にスイスで行われたCYBATHLON2024の報告会が行われました。報告会は今回の大会参加にご寄附いただいた方々をお招きして行われました。
まず、塩田邦成学長から「今回の3位という成績とJury賞をダブル受賞に、教職員だけでなく、卒業生も喜んでいます。特にJury賞は革新性・有用性・汎用性を評価されての受賞ですので、本学のものづくりを世界に見せつけることができました。また、ご支援いただいた方々には感謝いたします。本学としては、今後も学生のものづくり活動を支援していきますので、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます」とお祝いの言葉と支援に対する謝意を話されました。
次に、ご支援いただきました方を代表して株式会社オンテック中山修代表取締役会長と観野福太郎基金創設者であられる観野福太郎氏から祝辞をいただきました。中山会長は「本学の技術を世界に示すことができたことを嬉しく思います。ただ、途中までは大丈夫かと心配していました。そこから大会前の1ヵ月で完成までこぎつけたことは先生方の努力の賜物だと思います」と指導された先生方を労いました。観野氏は「今回の受賞は卒業生としてとても喜んでいます。大学の学歌に『世界に響くその名』とありますが、今回の受賞はまさにその歌詞そのものです。これが続いていくことで、本学の名前は本当に響くことになると思います」と今後の期待を話されました。
その後、「RPwheel Project-Team OECU&R-Techs」のリーダーを務める工学部電子機械工学科 鄭聖熹教授から前回の大会出場から今回の出場までの経緯と大会の様子などの説明と大会に同行した学生が制作した動画が上映されました。鄭教授は「開発には時間がかかり、出場が危ぶまれることがありましたが、何とか条件をクリアして出場することができました。実際、エントリーしても条件をクリアできなくて出場ができなかったチームがいくつかありました。また、Jury賞受賞はロボットアームが評価されました。他のチームは高価なものを搭載していましたが、本学は学生が一から製作していたので、そこが評価されたのだと思います」と振り返りました。
参加した学生からも担当した内容や今回の参加した感想などが話され、学生がこの大会への参加を通じて成長したことがうかがえました。
最後に渡部隆志副学長から「今回の大会で国際交流もできたことをとても嬉しく思います。この大会の積み重ねがいずれ伝統に変わっていくと思います。みなさんはその先陣を切ってくれました。これからも頑張ってください」と激励の言葉がありました。
報告会後の懇親会ではスイス滞在中の動画が上映され、思い出話に花が咲いていました。