2025.02.25 受賞・表彰

総合情報学部情報学科 松居和寛准教授が主導する研究が「第25回計測自動制御学会(SI2024)」で優秀講演賞を受賞

2024年12月18日(水)から20日(金)にかけて、アイーナいわて県民情報交流センター(岩手県盛岡市)で開催された「第25回計測自動制御学会(SI2024)システムインテグレーション部門講演会」で総合情報学部情報学科 松居和寛准教授が主導している共同研究が優秀講演賞を受賞しました。

 

本学会は、計測自動制御学会(SICE)が主催し、複雑化するシステムの諸問題を解決するために、人間、社会、人工物に関わるさまざまなシステムの俯瞰的インテグレーションを可能にする科学的・工学的な技術の提供をめざして活動しています。

 

今回の講演では「スタンドアロン型HMDを用いたサイズ可変アバター体験システムの開発」と題して、VRにおけるアバターを用いたリハビリテーション(アバター療法)の提案として、ヒトの身体部位のサイズを自由に変化させることができるアバター(サイズ可変アバター)体験システムの開発について発表しました。
 
サイズ可変アバター体験システム自体は過去にも開発されていますが、スタンドアロン型HMDを用いたシステムは少なく、さらにGPUを搭載していない低スペックなPCでも駆動できる点、コントローラを使わない振動刺激機能を拡張機能として実装した点がこれまでにない特徴となります。また、過去のサイズ可変アバター体験システムで行われた評価実験と同様の実験を行い「知覚ドリフト」効果が得られることを確認しています。
 
今後、本システムの拡張機能を活用し、ヒトが自分の身体を脳内でどのように認識しているかという「身体図式」に介入することで、それに伴った「運動制御戦略」の変化を目指します。アバターを体験することでヒトの運動制御戦略を変化させることができれば、リハビリテーションにつながると考えています。
 

お知らせの一覧に戻る

大学紹介

学生一人ひとりの興味・関心を大切にする独自の「4ステップの実学教育」をはじめ、本学の特長および、概要についてご紹介いたします。

4ステップの実学教育

入試情報

入試情報や受験生向けイベントについてお知らせします。オープンキャンパスの情報もこちらからご確認ください。

キャンパスライフ

ロボットづくりなどに挑戦できる「自由工房」やクラブ・サークル、イベントなど、大阪電通大では、授業やゼミ以外にも日々さまざまな活動が行われています。

クラブサークル紹介

施設・キャンパス

次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。

PAGE
TOP