4月16日(水)から18日(金)の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「第17回学生金型グランプリ」が開催され、工学部機械工学科 田代研究室の学生を中心とした3D造形工房プロジェクト 金型設計製作プロジェクトチームが、プラスチック用金型部門で銀賞とGOOD製品寸法精度賞を受賞しました。
「学生金型グランプリ」は、教育現場において金型製作を学ぶ学生たちが同じテーマ(出題)に基づき金型製作を行い、その成果をインターモールド展(金型加工技術展)で展示、発表することで、金型産業の重要性や金型づくりのおもしろさの認識度を国内外に高めるとともに、参加学生の金型設計技術力の向上を目指す大会です。
第17回大会のプラスチック用金型部門の課題は、精密さと加工技術が求められる「小型けん玉」でした。
製作に取り組んだ学生たちは「モノづくりの原点に魅力を感じ、初めての金型設計・製作に挑戦しました。銀賞を受賞できてとても嬉しく思います」「最初は手探りの状態でしたが、シンプルで小型な金型を目指しました。設計・加工・組立てを同時に考える3次元CADの重要性や、加工・組立てにおける寸法精度の判断、そしてチームワークや情報共有の大切さを学びました」と振り返りました。
工学部機械工学科 田代徹也教授は「課題の『小型けん玉』は難易度が高く、企業の方々からもアドバイスや部品のご提供など、さまざまなご協力をいただきました。金型分野は人材不足が課題となっており、学生たちが関心を持ってくれるのは非常に嬉しいことです。役立つ大学、確かな技術力。その最前線を学生たちが走ってくれていることを、誇りに思います」と話しました。
また、5月13日(火)には、受賞した学生たちが田代教授とともに、塩田邦成学長へ受賞の報告を行いました。塩田学長は、小型けん玉と賞状を手に取りながらその功績を称え、学生たちの今後のさらなる活躍に期待を寄せました。
今回の受賞は、地域と連携した実践的な教育活動の成果であり、学生たちの挑戦が確かな技術力と成長へと結びつくことを示す、意義ある成果となりました。
田代研究室 3D造形工房プロジェクト 金型設計製作プロジェクトメンバー
冨安陸玖(工学部機械工学科4年)
今村珠希(同学科4年)
井上翔太(同学科4年)
ロボットからIT、ゲーム、医療まで多種多様な学び。
めざす専門分野のスペシャリストとして、未来を切り開ける人へと成長してください。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
PAGE
TOP