７月４日（金）、FPTジャパンホールディングス株式会社 取締役会長 谷原徹氏が情報通信工学部情報工学科1年生の「プロジェクト活動スキル入門」の授業で特別講演を行いました。谷原氏は1982年より日本のIT産業のリーディングカンパニーであったコンピューターサービス株式会社（商号変更後：株式会社CSK）よりキャリアをスタートさせ、以降は主要な役職を経験。その後、住商情報システム株式会社と合併し、商号変更したSCSK株式会社において代表取締役社長に就任し、同社のビジネスを牽引してこられました。なお、谷原氏は本学OBであり、現在は学園理事を務めております。
今回の講演では主に「チャレンジ精神に必要な4つの事柄」「知と知を組み合わせた会社経営」「デジタル技術を活用した変革」「日本市場の現状と課題」などについてご講演いただきました。
谷原氏は、情報学が現代社会において欠かせない存在であると述べ、デジタルトランスフォーメーション（DX）と共に社会を築いていく重要性を強調しました。
さらに、情報工学を学ぶ学生たちに向けて「IT人材が不足している今、チャンスは広がっている」と伝え、失敗から学ぶ姿勢の大切さや、自分の強みを磨く方法についてアドバイスを送りました。学生たちは、その言葉に真剣な表情で聞き入っていました。
最後に、質疑応答の時間が設けられ「リーダーとして必要な心構え」について質問を受けると「常に情熱を持ち、正しいことを仲間に伝えていく姿勢が大切です。仕事は、周囲の支えがあって初めて成り立つものです」と答えました。
講演を受けた学生からは「国内のことだけでなく、グローバルな視野を持った技術者になりたいです」「“夢中を手放すな”という言葉が印象的でした」「将来、起業にも挑戦してみたくなりました」などの感想が聞かれました。
講演終了後も谷原氏のもとへ集まった学生たちが、個別に相談やアドバイスをいただいていました。
本学卒業生の活躍や体験を聞き、後輩である学生たちが未来を思い描くきっかけになることを期待しています。
