7月26日(土)、27日(日)の2日間、ATCホール特設会場(大阪市住之江区)で咲州万博サテライトイベント「テックシーカーハッカソン 2025」が開催されました。
テックシーカーハッカソンは、技術軸によるエンジニアに類する人たちによる作品の製作や、作品のデモ体験を通じて最新のテクノロジーを学び、楽しみ、深堀りしながら、未来社会を探求する人と人が出会い・つながり・考える「コミュニティイベント」です。
今年のテックシーカーハッカソンでは『AI』を取り入れ、電子工作技術やプログラミングを通じてハードウェア開発、アプリ開発に取り組み新しいイノベーション創出につなげるハッカソンと、デジタルものづくり作品に触れ、体験できる場となるコレクション(展示会)の2つのイベントが開催されました。
(テックシーカーハッカソン 2025公式サイトより引用)
本学からは大山奏葉さん(総合情報学部ゲーム&メディア学科3年)と那須啓太さん(同学科3年)が参加し、「AIで魔法の道具を作ろう!」をテーマに、電子工作やプログラミングを通じたイノベーション創出に取り組みました。
大山さんと那須さんは、学外の社会人クリエイターとチームを組み、約1カ月間で開発・プロトタイピングを行い、魔法陣や変身アイテム、魔法の杖、魔法生物などをAIと電子工作で再現しました。
8月23日(土)には成果発表会が行われ、大山さんと那須さんのチーム作品「夢の魔法少女体験 〜AI×電子工作で“あの頃の夢”を形に〜」がBouqueTec賞とProtoPedia賞を受賞。世界観の再現度と技術力が高く評価され、今回の受賞につながりました。
大山さんは「チーム名を呼ばれたときは驚きました。私は『魔法の杖』をCADと3Dプリンタで製作し、杖にさまざまな仕掛けを組み込む箱を作りました。デザイン性と機能性の両立には苦戦しましたが、短期間でプロトタイプを完成させる重要性を学びました。社会人クリエイターの方々と作業を共にする中で、時間を有効活用する力の大切さも実感しました。今後もこうしたハッカソンに挑戦し、アイデアを形にする力をさらに伸ばしていきたいです」と話してくれました。
那須さんは「作品を多くの方に楽しんでいただき、賞として評価されたことが嬉しいです。LEDの光り方の制御に工夫し、初めての電子工作に挑戦しました。これまで主にUnityを用いたゲーム開発に取り組んできましたが、今回のハッカソンで電子工作やハードウェア分野でのプログラミング体験ができ、大きな学びとなりました。社会人クリエイターと協働する中で現場での考え方や進め方も学び、視野が広がりました。今後は得た知識や技術を、社会に役立つ研究に活かし、さらに新しい分野にも挑戦して、自分の可能性を広げていきたいです」と今後の抱負を語りました。
総合情報学部ゲーム&メディア学科 倉地宏幸准教授は「学生にとって、学外の専門家と協働しアイデアを形にする経験は非常に貴重であり、今後の学びと成長に大きく寄与するものと考えております。今後とも、外部イベントへの参加を通じて教育効果を大切にしながら、実践的な学びの機会を広げていきたいと思います」と述べました。
なお、10月25日(土)、26日(日)に開催予定の「テックシーカーコレクション」では、本チームの完成作品が展示・発表される予定です。
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