11月2日(日)、第3回 からだに不自由のある方へのeスポーツ支援者入門セミナー(主催:一般社団法人日本eスポーツ協会、共催:一般社団法人大阪府eスポーツ連合、学校法人大阪電気通信大学)が開催されました。
本セミナーは、医療や福祉の前提知識を持つ方を対象に、障がいを持つ方のeスポーツ参加について、機材や環境の整備や適切なサポートといった実践的な知識や方法を紹介し、誰もが楽しめるeスポーツの実現をめざす取り組みです。
講演ではeスポーツの動向や作業療法士による事例紹介、大阪府のeスポーツの状況などが行われ、会場では実際にからだに不自由がある方の支援機器を使った体験会や簡単なスイッチの作り方などの工作体験も実施しました。
当日は、本学の総合情報学部、医療健康科学部(現:健康情報学部)の学生ら6人が参加し、今後の研究のために熱心に情報収集していました。
参加した医療健康科学部健康スポーツ科学科※1の学生は「様々な支援機器があり、支援方法も多数あることを知ることができた。卒業論文のテーマとしてeスポーツに関することを予定しているので大変勉強になった」、総合情報学部ゲーム&メディア学科※2の学生は「介護施設に就職する予定で、そこでゲームが役に立つのではないかと考えて参加した。支援機器が多くなっていることと、軽量化されていることに驚いた」と今後の本学でのeスポーツの学びに夢を膨らませていました。
なお、このセミナーの運営スタッフとして、株式会社PACkage 代表取締役 山口勇氏(総合情報学部卒業、大学院総合情報学研究科在学中)をはじめ、本学学生11人が協力しました。また、東京ゲームショウに出展したアナログテレビを叩いて直していた文化から着想を得た作品『DisPlay』の体験会も行われ、参加者が熱心にテレビを叩いていました。
大阪電気通信大学は、eスポーツを通じて「誰もが楽しめる社会づくり」に貢献し、学生が実践的な学びを通して社会課題の解決に挑む機会を今後も積極的に提供していきます。
※1 2025年4月より健康情報学部健康情報学科スポーツ科学専攻へ
※2 2026年4月より総合情報学部デジタルゲーム学科ゲーム&メディア専攻へ