電気自動車やソーラーカーを設計、製作し大会出場をしている自由工房の電気自動車班Solar Team Ku-Onが、3月6日(日)に開催されたpico-EV・エコチャレンジ2022で3位入賞しました。
pico-EVとは、最小の電力で大人一人を乗せて走ることができる超小型電気自動車です。pico-EV・エコチャレンジ(一般社団法人日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門エコメカトロニクス研究会主催)は、学生自らの力により、単三電池6本を用いて長距離走行を可能にするpico-EVの設計・開発・製作・評価を行ってその技術を競う競技大会です。
昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの開催となり、ポスターや映像、そして当日のプレゼン内容を総合的に評価する形で行われています。
今回3位入賞を果たした「Fortune M2(フォーチューンエムツー)」は、Solar Team Ku-Onの当時の1年生 7人が中心となり製作した車両です。昨年の9月から活動開始し、試行錯誤を繰り返しながら車体を作成し、今年の3月の本番に挑みました。
電子機械工学科2年生 村上良太さんのコメント
せっかく大学に入学したのだから、人が乗れるサイズの大きな車を作ってみたいと思いKu-Onに入りました。コンセプト決めの段階で、昨年picoEVに挑戦した先輩方にアドバイスをいただき、今までKu-Onで作ってきたモノコック構造ではなく、ラダー構造の車に挑戦しました。車は人が乗るものなので、安全性が特に大切。後輪のフレーム設計を工夫して、強度の計算は特に力を入れました。製作する中で、3D造形先端加工センターのスタッフの方々にサポートしていただき、難しい部品の加工などを手助けしていただきました。昨年7月に鈴鹿サーキットで行われたソーラーカーレースで先輩方の作業する姿に刺激を受け、自分たちに今できる全力を注ぎました。自分たちもこれから次の大会に向けてソーラーカーの開発に携わっていきたいです。
本学自由工房では、学生による「モノづくり」を支援しており、学生の日々の努力が今回のような成果に結びつくようこれからもサポートしていきます。
自由工房 電気自動車班Solar Team Ku-Onは、今年8月に秋田県大潟村のソーラースポーツラインで行われる「WORLD GREEN CHALLENGE2022」に参戦するために新車両を開発中です。
昨年の鈴鹿でのレースの経験を活かして、チーム一丸となって全力で取り組んでいますので、応援をよろしくお願いいたします。
チームメンバー
電子機械工学科2年 村上良太
電子機械工学科2年 遠藤暉大
機械工学科2年 橋本悠吾
環境科学科2年 森寺俊樹
電子機械工学科2年 池島唯大
電子機械工学科2年 中村優希
機械工学科2年 法田晴哉