9月24日(土)、9月25日(日)に厚木商工会議所(神奈川県・厚木市)で開催されたヒト型ロボットの格闘技の世界大会MISUMI presents 第41回ROBO-ONEで、自由工房ヒト型ロボットプロジェクトのメンバーが入賞しました。
本大会は二足歩行ロボットによる格闘技大会です。ロボット同士がリングの上で技を出し合い、攻撃がしっかりヒットして相手を倒せば1ダウン、相手から3回ダウンを奪えば勝利となります。
24日は予選を兼ねたパフォーマンス部門、25日は決勝戦としてロボット同士がバトルを行うファイト部門という形式で行われました。
予選には、自由工房から6人(内1人はOB)が参加し、3人が予選を通過しました。決勝戦には、今年2月開催のROBO-ONE認定大会での3位入賞により出場権を得ている電子機械工学科3年生 島田紘也さんを加え、3人が出場。島田さんの「フェムト」がベスト16に入り、「人工知能ロボット賞」を受賞しました。
また、ファイト部門のエキシビジョンマッチ「学生ランブル」では、電子機械工学科2年生 施海成さんの「Panopticon」が優勝しました。
島田さん、施さんは二人とも同じ神戸市立科学技術高等学校出身。高校時代からロボットを操縦していましたが、個人でのロボット作りにも興味を持ち、自由工房のヒト型ロボットプロジェクトに入るため本学を目指したそうです。
島田さんは、「本選では通信不良が原因で三回戦敗退となってしまいましたが、この結果から自律型ロボットにも挑戦したいと思いました。情報処理の研究室に入ったので、今後はバトル部門だけでなくROBO-剣(ロボットアームによる自律型ロボット剣道)など違う分野にも参加し、新しい技術や知識を身につけていきたいです」
施さんは、「今回は予選でパフォーマンス審査があり、エンタメ性も求められました。ぬいぐるみを頭上で持ったままロボットを歩かせるというパフォーマンスをするため、バランスを取るのに苦労し何度も動画を取りつつ微調整を繰り返しました。次は1対1でのバトルでも負けない機体にするため、改良を重ねたいです」とそれぞれ今後の抱負を話してくれました。
本学自由工房では学生による「モノづくり」活動を支援しており、学生の日々の努力が今回のような成果に結びつくよう、これからもサポートを続けていきます。