11月16日(水)、建築学科の建築プレゼミ(佐々木研究室)の授業において、寝屋川キャンパス周辺に現存する水路(輪中堤)の3D計測を行いました。
この水路(輪中堤)は、木田かこい堤防と呼ばれ、輪中の水位調節門としての伏越樋とからくる樋が寝屋川名所として有名ですが、それに先立ち木田集落を囲む形で江戸享保年間(1716~36)頃には既に造成されていたと考えられるものです。建築プレゼミの授業では、文献班と測定班に分かれ、文献班は昔の文献からまちの成り立ちを学び、測定班は、佐々木研究室の大学院生の指導の下、最新技術の3Dスキャンで計測する技法を学びました。
なお、使用した3Dスキャナは、文部科学省が実施する令和3年度「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」により導入されたFARO FocusS 150です。
本学では、最新技術である3Dスキャナを用いた教育を取り入れ、この教育を通じて、BIMを中核としたデータ収集,データ理解,関係性の読み取りなどのデジタルスキルの修得と建築の各工程におけるBIMの活用レベルの向上及び建築業務におけるDX化のスキルとマインドの育成を図っています。