本学と包括連携協定を締結している帝塚山大学が実施している今井堂天満神社(奈良市日笠町710)に奉納されている古絵馬の調査について、2022年11月28日に引き続き、本学がデジタル技術で協力を行うことになりました。
2月11日(土)、建築学科矢ヶ崎教授とプレゼミ生の学生、工学研究科の大学院生が現地で帝塚山大学清水文学部長と打ち合わせを行い、前回の試験撮影結果をもとに、3Dスキャナを用いた本格的なデジタル測定とフォトグラメトリの手法を用いた測定を行いました。
今回測定したデータは、帝塚山大学が4月9日(日)の式年祭で奉納する予定の古絵馬の調査報告書に活用される予定です。
なお、今回使用した3Dスキャナは、文部科学省が実施する令和3年度「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」により導入されたFARO FocusS 150です。
本学では、最新技術である3Dスキャナを用いた教育を取り入れ、この教育を通じて、BIMを中核としたデータ収集,データ理解,関係性の読み取りなどのデジタルスキルの修得と建築の各工程におけるBIMの活用レベルの向上及び建築業務におけるDX化のスキルとマインドの育成を図っています。