10月29日(日)~31日(火)の期間、グランフロント大阪 ナレッジキャピタル アクティブスタジオ(北館2F)にて、摩訶大将棋/平安大将棋展2023 Halloweenを開催しました。
総合情報学部 デジタルゲーム学科 高見友幸教授とその研究室学生らが、摩訶大将棋と平安大将棋に焦点を当て、これら大型将棋の復刻に関する初期平安京復原・日本書紀の紀年復原・中国象棋(シャンチー)とチェスの起源の研究について、展示を行いました。
摩訶大将棋とは、平安時代初期に存在した横19マス・縦16マスの将棋盤と、敵味方合わせて50種192枚の駒を使用する大型将棋の一種であり、現代将棋の起源ともいわれています。
会場には、摩訶大将棋と平安大将棋の紹介パネルや実際の大型将棋の駒と盤を展示。10月30日には対局会も開催されました。
参加した学生らは、「摩訶大将棋や平安大将棋は通常の将棋に比べ、駒が多く戦略性が高い。チェスや通常の将棋とは一味違うゲームで、歴史背景も含めてとても魅力的です」と語ってくれました。
高見教授は「摩訶大将棋/平安大将棋ともに非常に面白い遊戯です。古代日本で誕生した文化が海を渡りさまざまな国の文化に影響を与えたということが明らかになれば、私たちが抱く古代日本のイメージも大きく変わると考えます。まずは、このような機会を通じて、楽しさを知っていただければと思います」と話しました。