10月29日(日)、熊本高等専門学校・熊本キャンパス内で開催された「第32回マイクロマウス九州地区大会」で自由工房の久保木 駿さん(情報通信工学部 通信工学科3年生)が自作の自立型ロボット「だいふく」でPi:Co(ピーコ)杯を受賞しました。
マイクロマウス競技は、1977年にI EEE(米国電気電子学会)が提唱したことに始まり、日本では1980年より「全日本マイクロマウス大会」として毎年開催されている世界で最も歴史のあるロボット競技会です。
大会は、「マイクロマウス競技」「クラシックマウス競技」「ロボトレース競技」の三部門で構成されています。
「マイクロマウス競技」「クラシックマウス競技」の競技内容は同じで、大きさの違いで分かれています。どちらも参加者自らが作った自立型ロボットが自律的に(自分の力だけで)迷路を探索し、ゴールまでに達する最短時間を競う競技でマイクロマウスはクラッシクマウスの半分の大きさになります。「ロボトレース競技」はロボットに全長60m以内の周回コースを走行させ、自律操縦の巧みさとスピードとを競う競技からなります。
久保木さんはクラッシックマウス競技に出場し、本大会マイクロマウスキットのPi:Coで43秒572の最速タイムを出しPi:Co(ピーコ)杯を受賞し、公益財団法人ニューテクノロジー復興財団理事 株式会社アールティ 代表取締役 中川友紀子氏より表彰されました。(写真1枚目)
今回の結果について久保木さんは「クラシックマウス競技で団体賞をいただいたことはありましたが、マイクロマウス競技で個人賞をいただいたのは初めてなので嬉しかったです。大会当日は走行回数を増やすため、探索時間の短縮を狙いスラローム(迷路探索プログラム)を組み込みましたが、試走でうまくいかず諦めていたら奇跡が起きました。更なるタイムの短縮を目指して次は斜め走行の動きを組み込み、優勝できるよう引き続き頑張っていきます」と今後の意気込みを語ってくれました。
最後に、自作ロボット“だいふく”の名前の由来について「先代ロボットの名前が凝りすぎていたことと、思うように結果が出せていなかったこともあり心機一転、可愛くて覚えやすい、美味しい食べ物を考えていた時に“だいふく”が思い浮かび名づけました」と笑顔をみせながら話していました。
本学自由工房では、学生による「モノづくり」を支援しており、学生の日々の努力が今回のような結果に結びつくようこれからもサポートしていきます
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
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