2023.12.25 イベント

大阪電気通信大学、大阪府住宅供給公社、寝屋川市共催「香里三井団地のにぎわいづくり活動報告会」で工学部建築学科の学生が活動報告をしました

12月18日(月)、大阪府住宅供給公社と寝屋川市との共催で「学生と共に進める香里三井団地のにぎわいづくり活動報告会」をアルカスホール(寝屋川市立地域交流センター)で開催し、工学部建築学科の学生が活動報告をしました。
 
寝屋川市三井が丘周辺地域では、人口減少・高齢化に伴う地域の活力低下や利便施設の不足、住宅・施設の老朽化などの課題を抱えています。そこで、大阪電気通信大学と大阪府住宅供給公社、寝屋川市の3者は三井が丘周辺地域のまちづくりについて、地域の課題を解決し、活力ある個性豊かな地域社会の形成と発展をめざし、2023年2月に「住まい、まちづくりに係る連携協定」を締結しました。
 
今回はその活動報告会になります。
 
まず、寝屋川市まちづくり推進部住宅政策課 課長 湯田直樹氏による「香里三井団地周辺の位置づけ・課題、市のまちづくり基本方針について」と題した概要説明後、それを受けて工学部建築学科の「ニコニコのデザイン」プロジェクトの古本直輝さん(工学部建築学科 4年)が1年目の活動として、「団地を知る」ために実施した周辺敷地調査やイベント、その際のアンケート結果などを報告しました。アンケート結果から今後の課題などが浮き彫りになり、今後の活動の検討課題となったことも報告されました。
次に上川海人さん(工学部建築学科 3年)が「団地を動かす」として提案した内容を報告しました。団地の外構や外装、内装の提案だけなく、人が集まるための移動販売やモビリティバス運行のなども提案。最後に「団地の未来」としてスケジュール概要と今後の展望について説明しました。
学生の報告後、工学部建築学科 佐々木厚司教授と北澤誠男准教授から補足説明やこの活動の重要性、新規性について説明がありました。
 
次に、大阪府住宅供給公社 住宅経営部管理企画課 副参事 笹井純氏による「多世代交流拠点を通じた団地再生ビジョン」の報告がありました。公的機関かつ住宅事業者として住んでみたい・住み続けたい団地を目標とし、仕組みづくりや入居支援、買い物支援、DIY型賃貸の普及などの活動について報告がありました。
 
最後は、先行事例として関西大学学生が運営する一般社団法人カンデの理事 藤本恭輔氏らが「男山団地(京都府八幡市)における関西大学と連携した取り組み」について講演しました。2012年に関西大学が男山団地を研究対象地に選定し、翌年、男山地域まちづくり連携協定を締結。2023年で連携協定実施から10年目を迎えました。今回はその10年間で実施した地域のコミュニティ拠点であり、大学の研究・活動拠点である「だんだんテラス」が説明され、社会的実験として実施した不用品活用場所づくりやリノベーションの27プランの作成など小さいことから変えていくことの重要性を講演しました。
 
以上の報告と講演を受けて4者によるパネルディスカッションが行われました。
 
来場された方からは「地域の活性化、斬新かつ地域性も大切にしたアイデアの提案等、いろいろと考えている学生がいることに感銘しました」「学生が入れ替わっても長く取り組むことを希望します」「定期的に報告会を開催してほしいです」など、今後に期待する声が多く寄せられていました。
 
当日は、工学部建築学科の卒業研究のパネルや模型、本学のPV動画などを設置。本学の学びや研究、活動についてより深く理解していただきました。

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