3月13日(水)、今年度で退職される医療健康科学部医療科学科 細野剛良教授の最終講義が四條畷キャンパスで行われました。
細野教授は、2002年に本学医療福祉工学部に赴任して以来、生理学・解剖学・臨床検査学などの医学の基礎的科目の教育、研究に多大な貢献をしてきました。
本学の多くの学科では、年度末に教員の退職を記念して、通常講義とは別に「最終講義」と題した特別講義を開催しています。この日も恩師の最後の講演を聴講するため多くの学生や教職員が出席しました。
講義では、細野教授の専門である産科学婦人科学の観点から、ママとあかちゃんのための工学技術として「医工学応用による女性のQOL向上と女性医学の医療機器」をテーマに、インピーダンスと超音波による皮膚の評価や腰部加温による月経痛(生理痛)緩和のメカニズム、女性医学に対する女子大学生の意識の経時変化、月経前症候群(PMS)の新しい診断法の開発、胎児心磁図データベースを用いた新しい心磁図解析等、自身のこれまでの研究の成功点や失敗点などを紹介しました。
細野教授は「22年間で行った研究をお伝えしましたが、実際に実験をしてみないとわからないことの方が多く、早産予測装置など現在進行中の研究もまだあります。4月には、未発表の新しいデータを日本産婦人科学会で発表予定です」と今後の研究活動を話しました。
講義終了後には、細野研究室の学生から花束が贈呈され大きな拍手が送られました。
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