7月20日(土)、21日(日)、寝屋川キャンパス アクティビティホールにて自作の自立ロボットを自律的に迷路を走らせ、ゴールまでの最短時間を競う「2024年度マイクロマウス関西地区大会」(主催:マイクロマウス委員会関西支部、共催:公益財団法人ニューテクノロジー振興財団、大阪電気通信大学)が開催されました。
1977年にIEEE(米国電気電子学会)が提唱したことに始まり、日本では1980年から「全日本マイクロマウス大会」として開催されている世界的に歴史あるロボット大会。今回の関西地区大会には高校生から大学生、社会人ら過去最高の111台がエントリー、熱気で盛り上がる中、自慢のロボットを走らせました。
競技は「マイクロマウス競技」「クラシックマウス競技」「ロボトレース競技」の3種目が行われ、本学からは「自由工房」に所属する学生31人、電気電子工学科伊藤研究室の学生1人が参加、「クラシック競技」に31台、「マイクロマウス競技」に2台、「ロボトレース競技」に2台が出走しました。
工学部電子機械工学科 入部正継教授(マイクロマウス委員会関西支部 支部長)ら審査員が見守る中、ロボットは熱戦を繰り広げました。
審査の結果、「クラシックマウス競技」と「ロボトレース競技」の部などで自由工房の学生6人が入賞。昨年まで自由工房に所属し、今回は社会人として出場した本学OBの合田 直史さんが氏は「クラシックマウス競技」で見事優勝しました。
さらに、大会の準備や運営に貢献したとして、出場した自由工房の学生全員に感謝状が贈られました。
今大会について公益財団法人NTF事務局の中川友紀子さんは「今年は学生さんの参加が増え、キット大会に初めて参加した人も多数おられました。これから自作のマウスで挑戦されることを目標に頑張ってほしいです」と感想を述べ、エールを送りました。
表彰式で受賞者一人ひとりに賞状と賞品を手渡した入部教授は「マイクロマウス競技本大会は半世紀近い歴史を誇り、有名企業の技術者もが多く参加する大会です。競技人口が増え、年齢層も幅広くなるとともに、年々レベルアップする関西本大会で、本学自由工房の学生受賞者が増えているのは、彼らが実力を身に付けて成長している証しです。今後も彼らの活躍に期待したいです」と笑顔を見せていました。
本大会は本学がバックアップする学生の「モノづくり」の課外活動の場である自由工房が運営に協力しています。自由工房は学年や学科に関わらず、誰でも参加できるのが特長。寝屋川と四條畷の2つのキャンパスにそれぞれ活動拠点があり、現在はロボットコンテスト参加プロジェクトや電気自動車製作などの活動を行っています。モノづくりのための設計や製作ができる設備が整っており、専門の技術スタッフからいつでもアドバイスを受けることができます。
◇大会結果
・ロボトレース競技
特別賞 山口 拓也(響RT)/電気電子工学科4年 伊藤研究室
・クラシックマウス競技
優勝 合田 直史(すたすたねずみver.1.02)/Freedom kOBo ※本学OB
4位 坂上 公哉(騒速)/電子機械工学科2年
5位 宇藤 寿宗さん(マグロ)/電気電子工学科2年
特別賞 大橋 磨人(GOAL)/電気電子工学科1年
特別賞 坂上 公哉(騒速)/電子機械工学科2年
・マイクロマウス競技
マイクロマウスキット大会 Pi:Co杯 優勝
中西 健心(なんか小さくてわからないやつ)/電子機械工学科3年