9月4日(水)から7日(土)の4日間、近畿大学 東大阪キャンパスで開催された「2024年電気学会 電子・情報・システム部門大会」で、熊岡幸暉さん(医療福祉工学研究科 医療福祉工学専攻1年)が優秀ポスター賞を受賞しました。この賞は、同学会でポスター発表された優秀な著者に対し授与されます。
一般社団法人電気学会は、1888年に創設され1世紀以上の歴史を有する伝統ある学会です。1991年からは、電気学術の全分野を専門領域に分け、それぞれの専門分野でいっそう活躍ができるよう組織体制を刷新し部門制を採用しました。
熊岡さんの発表テーマは『クリニックの省エネを目的とした最適な設備設計モデルの提案と検証』。現在、一般的な省エネ対策として最も使用電力の多い時間帯の電力使用量を削減するピークカットが挙げられ、多くの住宅や商業施設が省エネ対策のために太陽光発電システムを導入しています。本研究では使用電力が大きい病院に着目して、最適な容量を見積もるための設備設計モデルを提案し、ピークカットによる契約電力の削減効果を検証しました。
熊岡さんは「今回発表した論文で、1年間または使用電力に差がある季節に分割したピークカットによる方法で、契約電力を大幅に削減できることがわかりました。これらの技術を応用し、今後の省エネ対策に貢献していきたいと思います」と話しました。
発表内容は以下の通りです
「クリニックの省エネを目的とした最適な設備設計モデルの提案と検証」
熊岡幸暉(医療福祉工学研究科 医療福祉工学専攻 1年)
水野裕志(医療健康科学部医療科学科 准教授)
松井信正(長崎総合科学大学 教授)
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次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
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