11月3日(日)、寝屋川キャンパスにて「ヒト型レスキューロボットコンテスト®2024」(主催:ヒト型レスキューロボットコンテスト実行委員会)が開催されました。ヒト型レスキューロボットコンテスト®は災害時の救助活動をテーマに、ヒト型ロボットが障害物をクリアし、要救助者に見立てた人形を救出する競技です。
本コンテストでは競技者がヒト型ロボットを遠隔操作し、約4m×2mのフィールド内で「トンネルくぐり」「段差乗り越え」「ガレキ撤去」「要救助者搬送」の4つのタスクを順にクリアし、要した時間の短さを競います。競技には目視で操縦する「目視部門」と、搭載カメラの映像のみで操縦する「搭載カメラ部門」があります。
審査は成功したタスクの数やかかった時間の短さと審査員による評価で審査。さらに今回は前回から導入したセンサポイントを倍増し、要救助者に対する扱いをより重視した審査が行われました。
本学からは自由工房の桜井仁香さん(工学部機械工学科1年)、川端虹晴さん(工学部電子機械工学科3年)、宮城夏樹さん(工学部電子機械工学科4年)の3人が挑戦しました。
競技では工学部電子機械工学科 入部正継教授が解説を行い、各オペレーターの障害物の攻略、ロボットの動作スタイルに歓声が上がっていました。今年は「寝屋川芸術文月間」のイベントの一つとして開催されたこともあり、ロボットに興味を持つ小学生らが熱い視線を送っていました。
厳正な審査の結果、「目視部門」で桜井さんが初出場で1位、川端さんが3位、宮城さんが技術賞と出場した学生全員が受賞となりました。桜井さんは「ファイナルミッションのスタート時にロボットのハーネス接続の調子が悪くなり競技順を変更してもらいとっても焦りましたが、自由工房の先輩のサポートに勇気をもらって挑戦をしました。」と感想を述べました。
本学自由工房では学生による「モノづくり」活動を支援しており、学生の日々の努力が今回のような成果に結びつくよう、これからもサポートを続けていきます。