2024年12月22日(日)、国立情報学研究所(学術総合センター/東京都千代田区)で、Linked Open DataチャレンジJapan 2024(以下、LODチャレンジ2024)実行委員会(実行委員長:本学 情報通信工学部情報工学科 古崎晃司教授)が主催する「LODチャレンジ2024」が開催され、40作品の応募の中から、福田晋太郎さん(工学研究科情報工学コース 1年)がIoT賞、苻阪宥樹さん、(情報通信工学部情報工学科 4年)、箕内伊織さん(同学部同学科 4年)、土井浩平さん(同学部同学科 4年)、國眼歩美さん(同学部同学科 4年)チームが学生奨励賞を受賞しました。
当日は、LODチャレンジ2024授賞式シンポジウムも開催され、受賞作品の表彰をするとともに、受賞者による作品紹介や技術解説が行われました。
LODチャレンジ Japanは、LODの技術普及の促進を目指したオープンデータのコンテストとして、2011年に初めて開催されました。LODは、誰もが自由に利用できるオープンデータ(Open Data)を、Webの技術を利用してつながったデータ(Linked Data)として公開することで、新たな価値を作り出すためのオープンデータ公開のベストプラクティスに位置づけられています。
福田さんの発表テーマは「LODによる書誌情報補完を行う、蔵書管理システム」で、書籍に関する知識グラフを構築・管理・検索できるシステムを作成しました。
今後、バーコードリーダーで書籍のバーコードを読み取るだけで自動的に知識グラフを構築し、問い合わせまで一気通貫で行うことで、より実用的なシステムに発展することが期待でき、現実世界のモノから知識グラフの構築・管理・検索を試みている点が高く評価されました。
苻阪さん、箕内さん、土井さん、國眼さんチームの発表テーマは「ジャパンサーチを用いた画像4択クイズ」で、JAPAN SEARCHのデータを活用し、歴史上の人物、絵画、刀剣、仏像、焼き物(陶磁)をテーマとする選択した画像に対する4択クイズを生成し、何度でも楽しめるクイズを作成しました。
解説などが同時に表示されるような、学びがいのあるクイズ出題システムとして発展することが期待され今回の受賞にいたりました。
■受賞学生コメント
福田晋太郎さん(工学研究科情報工学コース 1年)
「図書館学に興味があり、研究室の蔵書の管理ができればと思い開発をはじめました。知識グラフなどのデータ作成や構造を考えるのに苦労しましたが、管理だけでなく検索システムも同時に作成していたので、出来上がったときはとても嬉しかったです。今後は、このシステムを実用的に活用できるようさらに追及してブラッシュアップしていきたいです」
苻阪宥樹さん(情報通信工学部情報工学科 4年)
「チームで開発するにあたり、役割分担としてデザインを担当しました。考えたものをプログラミングするのは大変でしたが、先輩や先生方にアドバイスをいただきながら作り上げることができました。プログラミングを用いた成果研究での受賞ははじめてだったので嬉しかったです。今回の受賞で自信がつきました。これからは卒業研究に向けて頑張っていきます」
IoT技術とLinked Open Dataの融合により、次世代のデータ活用の新たな道が開けることを期待しています。
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