3月2日(日)、西日本工業大学体育館(福岡県京都郡)で開催された「picoEV・エコチャレンジ2025」(主催:一般社団法人日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門エコメカトロニクス研究会)において、本学自由工房EVプロジェクトチームが3位に入賞しました。
picoEV・エコチャレンジ は、大学生や高等専門学校の学生を対象とした競技会で、参加チームは自作のpicoEV(単三充電式ニッケル水素電池6本のみを動力とする超小型電気自動車)を披露し、走行や技術交流を行います。この競技では、究極にエコロジーな超小型電気自動車を走らせ、20分間の走行距離を競います。特徴的なのは、車両の製作と走行に加え、プレゼンテーション(ポスターセッション) も課題として設定されている点です。各チームが工夫を凝らしたポスターを持ち寄り、学生同士でディスカッションを行うことで、技術的な交流や知識の共有が深まります。
本学チームは、機体名「Foal M4(フォール・エムフォー)」で大会に出場し、走行距離680.9mを記録しました。機体はわずか8.5kgと最軽量で、軽量化のために構造を単純化し、タイヤの数を減らしたコンパクトな設計を採用。さらに、椅子には木材を使用し、環境にも配慮しました。ハンドルは3Dプリンタで製作し、部品の設計には3D CADを活用。このように徹底した小型・低コスト設計が入賞の要因の一つであると考えられます。
本学自由工房では、学生による「モノづくり」を支援しており、学生の日々の努力が今回のような成果に結びつくようこれからもサポートしていきます。
■自由工房EVプロジェクトチーム学生コメント
「先輩たちが卒業されたので、これからはリーダーとしてリーダーシップを発揮し、みんなを引っ張って行きたいです」「前日の試走で電池を消耗しすぎたため、本番で動力が不足し、急遽現地で調達することになりました。事前の準備が甘かったと感じていますが、8.5kgと最軽量の機体だったことが強みとなり、3位に入賞できたのではと思います」「3位に入賞したときは驚きましたが嬉しかったです。設計の経験がまだ浅いため、実際に作ることで多くのことを学びました。その中で次の課題も見えてきたので良い経験になりました」「先輩たちのように技術や知識を身につけられるよう、頑張りたいです」
【EVプロジェクトチームメンバー】
佐藤 晃(工学部電子機械工学科1年)
中島 悠斗(工学部機械工学科1年)
植木 颯大(工学部機械工学科1年)
永谷 勇真(工学部電子機械工学科1年)
賀川 将真(情報通信工学部通信工学科1年)
大中 周(工学部機械工学科1年)
都 祐輔(情報通信工学部情報工学科3年)
安永健(工学部機械工学科 准教授)
※学年は受賞当時のものとなります
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