3月13日(木)から3日間、立命館大学 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)で開催された「情報処理学会 第87回全国大会」で、中原研究室の学生8人が発表を行い、岡戸翔さん(総合情報学部情報学科3年※)、高倉堅太さん(同学科3年※)、宮本歩さん(同学科3年※)、北村和真さん(同学科3年※)がそれぞれ学生奨励賞を受賞しました。
情報処理学会は、1960年の設立以来、情報処理分野の発展において指導的役割を果たしてきた、日本最大の学会です。全国大会は年に1度開催される学会最大のイベントであり、最新の学術・技術動向や研究成果、革新的なアイディアについての発表と、活発な意見交換が行われます。
今回の学生奨励賞は、学生セッションにおいて発表を行った学生会員の中から、特に優秀な発表に対して授与されるものです。
研究発表は以下のとおりです。
【学生奨励賞】各研究テーマ
◇「アルゴリズムの変動に頑健なWEBページのクオリティ評価手法の汎用性に関する一考察」
岡戸翔(総合情報学部情報学科3年※)、中原匡哉(総合情報学部情報学科講師※)、坂本一磨(公立小松大学生産システム科学科 助教授)、滝口響也(総合情報学部情報学科4年※)
概要:https://www.ipsj.or.jp/event/taikai/87/WEB/data/pdf/6R-05.html
◇「主成分分析を用いたワイヤーフレーム生成手法の高度化に関する一考察」
高倉堅太(総合情報学部情報学科3年※)、中原匡哉(総合情報学部情報学科 講師※)、塚田義典(麗澤大学工学部 准教授)、梅原喜政(摂南大学経営学部 講師)、南李玖(総合情報学部情報学科4年※)
概要:https://www.ipsj.or.jp/event/taikai/87/WEB/data/pdf/2ZL-08.html
◇「LiDARの反射強度を用いた同型の建設機械の識別に関する試行」
宮本歩(総合情報学部情報学科3年※)、中原匡哉(総合情報学部情報学科 講師※)、石濱裕幸(株式会社安藤)、井藤博章(株式会社安藤)、Huynh Anh Dung(株式会社安藤)、今井龍一(法政大学デザイン工学部 教授)
概要:https://www.ipsj.or.jp/event/taikai/87/WEB/data/pdf/7ZL-05.html
◇「深層学習によるコードを用いた作曲支援手法に関する基礎的研究」
北村和真(総合情報学部情報学科3年※)、中原匡哉(総合情報学部情報学科 講師※)、梶谷舞人(総合情報学部情報学科4年※)
概要:https://www.ipsj.or.jp/event/taikai/87/WEB/data/pdf/4P-08.html
■受賞者コメント
岡戸翔さん
「3年生で卒業研究を行うため、授業や就職活動と並行して研究を進める必要があり、スケジュール管理が大変でした。研究室の先輩方から情報共有や指導を受け、論文や資料作成において自分にとって課題だった部分についても丁寧に教えていただき、多くの学びがありました。今後は得られた結果に満足せず、自ら積極的に行動し、後輩を指導する立場になった際には、知識の扉を開くサポートができるような先輩として、研究室でのフォローをしっかりと行っていきたいです」
高倉堅太さん
「先輩の研究を引き継ぎ、プログラムの仕組みを理解するのに苦労しましたが、先輩の研究との差別化を意識し、自分なりの工夫を重ねました。毎週の定例会での質問を通じて、自分の研究の意義を伝える力が身につきました。この一年でスケジュール管理や課題への対応力も身につき、多くの方の支えに感謝しています。今後はさらに自己管理を徹底し、自立して研究に取り組んでいきたいです」
宮本歩さん
「先生に勧められて共同研究に参加したことがきっかけで、学会発表を行いました。夏頃までは順調でしたが、その後成果が出ずに焦りや不安を感じる時期もありました。論文や資料として成果を形にする難しさを実感し、「わかりやすく伝える」ことの大切さを学びました。発表では、質疑応答に備えて研究を深め、自分の研究を理解する力も養われました。今回の受賞を励みに、今後も学会に積極的に参加し、大学院でも研究を続けてまた賞を目指したいです」
北村和真さん
「音楽が好きだったことから、自分の関心のある分野と情報を組み合わせたら面白いのではと思い、研究テーマに選びました。音楽の知識はありましたが、音楽情報の扱いは難しく、周囲にも詳しい人がいなかったため、文献を読みながら自分で学ぶのが大変でした。論文の書き方や資料のまとめ方は先輩に指導していただき、研究が進むにつれて音楽への関心もより深まり、達成感を得られました。初めての学会では、他の研究者の発表から多くの刺激を受け、知見が広がりました。今回の研究で見つかった課題にも今後取り組んでいきたいです」
※受賞当時のものとなります
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