第36回電気設備学会で、工学部電気電子工学科 濱田俊之教授が発表した研究論文が、電気設備学会賞学術部門「論文奨励賞」を受賞しました。
一般社団法人電気設備学会は、電気設備に関する調査・研究や標準の立案、学会誌や研究報告の発行、研究発表会、講演会、講習会、見学会の開催をはじめ、産学連携による人材育成、国内外の関係機関との連携、功績者の表彰など、幅広い活動を行っている団体です。
今回、受賞した研究は「電気工事士の実技実習をテーマとした課題解決型授業の提案と実践」です。
本研究では、深刻化する電気保安業界の人材不足という課題に対し、学生が早期から関心を持ち、モノづくりの魅力に触れられるよう、実技実習を中心とした課題解決型授業(PBL:Project Based Learning)の開発と実践を行いました。
学生はグループで協力しながら電気配線実習に取り組み、PDCAサイクルを意識した工程管理を導入し、課題解決能力の育成を図りました。このPBLを受講することで、専門学習への意識向上や、電気保安業務に関する資格取得、自己研鑽に繋がるきっかけにもなっています。また、PBL実習を可能にするための教材開発も併せて実施。実習後のアンケート調査では、受講者の専門学習への意欲や、資格取得に対する認識の変化についても検討を行いました。
濱田教授は「電気保安業界の人材不足に対し、学生のうちから人材を育成することを目的に、課題解決型授業として新たなプログラムを開発した点が、今回の評価につながったのだと思います。実際に資格取得を目指す学生も増えており、教育的な観点からも大きな成果を感じています」と語りました。
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