建築・デザイン学部 建築・デザイン学科 空間デザイン専攻の深川礼子教授が、「第16回くすのき建築文化賞コンクール」において優秀賞を受賞しました。
「くすのき建築文化賞コンクール」は、兵庫県内の建築文化の発展と設計技術の向上、そして建築を学ぶ若い世代の育成を目的に開催されており、今回で16回目を迎えました。本年度は14作品の応募の中から、優秀賞2作品、特別賞2作品が選出されました。
深川教授が設計に携わった受賞作品「六甲最高峰レストスペース」は、神戸・六甲山頂に2020年に整備されたもので、六甲山の自然と調和する折れ屋根の建築と、クサハラ(草原)のランドスケープが特徴です。神戸の都市魅力を高める環境整備の一環として整備され、「ランドスケープ的な思考をもとに、建築と環境が呼応しながら展開する未来に向けられた可能性が感じられる」と高く評価されました。
深川教授は受賞について「建築とランドスケープを一体としてとらえ、六甲山ならではの体験と、持続可能な環境をデザインすることをめざしたプロジェクトです。空間から居場所、構造、環境まで創意工夫が凝らされていると丁寧に評価頂いて、うれしいと同時に『未来へ向けた可能性』との講評を今後の維持への励ましと受け止め、関係者とともにこれからも関わっていきたいと思います」と語りました。
【受賞作品】
作品名:六甲最高峰レストスペース
建築主名:神戸市
所在地:兵庫県神戸市
設計者名:株式会社ofa
小原賢一、深川礼子
有限会社桃李舎
長谷川設備計画
株式会社エスエフジーランド
スケープアーキテクツ