8月7日(木)、寝屋川キャンパスLab2(V号館)で、全国工業高等学校長協会主催「2025年高校生ものづくりコンテスト 化学分析部門 近畿大会」が開催され、工学部基礎理工学科 環境化学専攻 森田成昭教授が審査員として参加しました。
本大会は、高校生が工業技術や技能を競い合うコンテストで、全国工業高等学校長協会が工業教育の振興と発展を目的に毎年開催しており、各工業高等学校での学びの成果を発表する場として、日本の産業を支える技術・技能水準の向上や、若年技術者・技能労働者の確保・育成に寄与しています。
今回の近畿大会では、近畿圏内の工業高校6校から代表12人が化学分析の適切な実験方法と実験結果の正確さを競い合いました。
競技課題は「キレート滴定法により試料水(2種類)のカルシウム及びマグネシウムの定量を行うことにより、試料水中の各硬度を求め、測定結果報告書を提出する」。事前に乾燥処理されたEDTA・2Na・2H2Oを用いてEDTA標準溶液を調製し、キレート滴定法によって試料水中の全硬度・カルシウム硬度・マグネシウム硬度の値を求め、得られた測定結果を報告書にまとめて提出しました。
審査は環境の測定分析・管理技術に精通した専門家の先生方が担当し、「作業態度(安全、実験マナー)」「技術度(計画性、秤量・滴定操作など)」「測定結果報告書(記載内容、反応式・計算など)」の3つの観点から、全12項目にわたり評価・採点を行いました。
厳正な審査の結果、兵庫県立姫路工業高等学校が優勝し、11月8日(土)、9日(日)に愛媛県立松山工業高等学校で開催される全国大会に出場する予定です。
今後も本学は、地域の教育活動や人材育成の場として、積極的な連携と支援を続けてまいります。
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