9月3日(水)から5日(金)まで、北海道科学大学(北海道札幌市)で開催された「第24回情報科学技術フォーラム(FIT2025)」で、真田貴衣さん(大学院工学研究科電子通信工学コース 佐藤研究室2年)がFIT奨励賞を受賞しました。
本フォーラムは、電子情報通信分野と情報処理分野が連携し、情報科学技術の最前線を広く発信・共有する国内最大級の学術イベントです。
真田さんは、研究の概要から実験・結果・課題までを一貫して発表した点が高く評価され、今回の受賞につながりました。
研究発表は以下のとおりです
テーマ:「VR HMDの違いがユーザの主観的品質評価に与える影響の調査」
真田貴衣(大学院工学研究科電子通信工学コース 2年)
佐藤寧洋(大学院工学研究科電子通信工学コース准教授)
概要:VR動画の視聴環境や動画品質とネットワーク品質との関係を明らかにするために、二種類のVR HMDを用いた主観評価実験を実施。被験者に異なる品質の動画を複数回視聴してもらい、DCR法による5段階評価で没入感を測定した。得られた評価値を系列カテゴリ法
で解析することで、VR HMDの違いがユーザの主観的評価に与える影響を調査した。
真田さんは「驚きとともに評価していただけたことへの喜びを感じています。前回の情報処理学会全国大会での改善点を活かすことができましたが、今回は2種類のHMDを使用したため協力者の負担も大きくなりました。本研究は大学の研究環境と、多くの方々の協力に支えられています。実験に協力してくれた学生や仲間、指導してくださった先生に心から感謝します。今後は、提示順を変更した複数の動画を用いた主観評価実験を行い、その結果をもとにネットワーク経由での動画視聴環境を用いた主観評価実験を実施し、よりわかりやすく説得力のある発表ができるよう努めていきたいです」と話しました。
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