11月4日(火)、ベトナム最大の科学研究機関であるベトナム科学技術アカデミー(Vietnam Academy of Science and Technology、略称:VAST)※の化学研究所および先端技術研究所の代表団が寝屋川キャンパスを訪問しました。
今回の訪問は、2023年度から3年間にわたり進められている共同研究「Structure diversity and interaction with protein of sulfated polysaccharides extracted from seaweeds(海藻から抽出した硫酸化多糖の構造多様性とタンパク質との相互作用)」の一環として実施されました。本研究では、工学部基礎理工学科環境化学専攻 湯口宜明教授が研究代表を務めています。
まず、国際交流センターより本学の紹介が行われ、教育や研究、留学生支援、施設などについて活発な意見交換が行われました。
その後、湯口教授の案内でOECUイノベーションスクエアなどの施設を見学。オープンな環境関心を示し、熱心に説明を聞いていました。
上記共同研究は、本学のほか大阪公立大学やハノイ工科大学が参画しており、ベトナム産海藻の有効利用を目指して研究を進めています。研究チームは、日本とベトナムの両国でサンプル採取や分析を行い、海藻に含まれる機能性成分の構造解析および応用可能性の検討を行っています。
本学は今後も、国内で培った技術と知見を活かし、海外の研究機関との連携を深めながら、科学技術の発展と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
※VAST(Vietnam Academy of Science and Technology)は、ベトナムにおける科学技術の発展を担う中核機関として、多くの研究プログラムや若手研究者育成を行い、同国の科学技術の発展と社会的進歩に大きく寄与しています。