11月15日(土)、枚方市の中宮第3団地にて、「MUJI×UR団地まるごとリノベーションプロジェクト ~となりのひろば~ 」の完成イベントが開催され、本学から塩田邦成学長、佐々木厚司名誉教授、OECUまちづくり研究会の学生が参加しました。
本プロジェクトは「無印良品の家」を展開する株式会社MUJI HOUSE(以下、MUJI HOUSE)と独立行政法人都市再生機構(以下、UR都市機構)が2023年から西日本エリアのUR賃貸住宅において共同で進めているプロジェクトで、団地の住戸だけでなく共用部のリノベーションや地域コミュニティの再生を目的としています。
イベントでは、UR都市機構より「既存の良さをいかしながら再生活用を行い、地域とのコミュニケーションのあり方を考えていく」と団地が抱える課題への取り組みが紹介されました。MUJI HOUSEからは「団地の魅力を若い世代に伝えながら、地域活性化のミッションへつなげていく」というプロジェクトの方向性が示されました。
塩田学長からは「実学教育を掲げる本学にとって、学生がリアルな地域課題に向き合える機会をいただけたことに感謝している」と述べ、地域連携による教育の重要性を強調しました。
続いて、各団体からプロジェクトの詳細が紹介され、本学からはOECUまちづくり研究会の学生らが、自身が参加した「キュウカンサ(旧管理サービス事務所)」のリノベーションについて発表しました。
学生たちは2024年からこのプロジェクトに参画し、各イベントに参加した地域住民の声を参考にしたデザインの提案を行い、学生のデザインをもとにMUJI HOUSEの設計担当者と検討しました。キュウカンサに設置された本棚は、大学の施設を使用し、学生が自ら製作を行いました。
当日は、来場者に学生が直接説明を行い、取り組みの成果を伝えました。
本学は今後もプロジェクトへの参加を継続し、地域の皆さまとともに団地の新たな価値創出に取り組んでいきます。