工学部電子機械工学科 小川研究室の取り組みが徳島県阿南市から感謝状が贈呈され、学長報告を行いました。
学長報告には、平田祥大さん(工学部電子機械工学科 4年)、天野慎之輔さん(同学科 4年)、北脇尚弥さん(同学科 4年)、小川勝史准教授が参加し、今回の贈呈の経緯や取り組みについて報告をしました。
小川准教授は「学生が協力してここまでやり遂げたのは素晴らしい成果です。短期間で力を合わせ、学生自身がこのプロジェクトを自分ごととして取り組んだことが成果につながりました。今後は今回の活動を研究成果として発信していきたい」と述べました。
塩田学長は「これまで取り組んできたことが形として残るのは、本当に喜ばしいことです。大きな成果につながりましたね」と功績を称えました。
本取り組みは、高大連携の一環として大阪電気通信大学高等学校の生徒も参加しており、徳島県阿波市の国指定天然記念物「阿波の土柱(どちゅう)」を3次元(3D)のデジタルデータとして記録し、収集したデータを活用して仮想現実(VR)ゲームを製作しました。また、大阪・関西万博の関西パビリオン徳島県ブースにも出展し、体験コーナーを設けて来場者に土柱の魅力をPRしました。
■学生コメント
平田さん(チームリーダー)
「自分が作ったゲームについて『面白かった』、『VR体験ができてよかった』、『阿波市に行ってみたい』など、たくさんのお声をいただきました。短期間での作成は大変でしたが、大阪・関西万博への出展という貴重な体験もでき、このような成果を得られたので、本プロジェクトに取り組めて本当に良かったです」
天野さん(ハプティクスデバイス開発)
「阿波市様からのオーダーに対して、開発プロセスの中で、“使いやすくするには”“よりリアリティを出すには”等、開発機器がよくなる方法を試作段階から考え、細部まで詰めてきました。使う人を意識した、現場の仕事に近いモノづくりを経験でき、自分に足りない部分を社会に出る前に知ることができて良かったです。このプロジェクトを通じて広い視野を持つことができるようになりました」
北脇さん(電子回路設計・製作)
「電子回路の設計や組み込み機器の製作は授業での経験しかなく、試行錯誤の連続でした。操作機器に搭載したマイコンとゲームシステムと連動させるための制御プログラム作成では、チームで連携して進める大変さを痛感しました。チームワークを発揮することで作業効率が上がり、製作が順調に進むようになった経緯から、協働することの大切さを学ぶことができました」
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