7月26日(金)、アメリカ物理学会が発行する科学学術雑誌「Physical Review Letters」と「Physical Review D」に工学部基礎理工学科数理科学専攻 多米田裕一郎准教授らの国際共同研究グループの論文が掲載されました。
「Physical Review」は物理学の専門誌で、Physical Review AからEまでの領域別専門誌と物理学全領域を扱う速報誌「Physical Review Letters」に分かれており、今回は素粒子や場の理論、重力、宇宙論を扱う「Physical Review D」と特に重要で基礎的な研究を扱う「Physical Review Letters」に掲載されました。また、本論文は表紙にも採用されています。
この論文は、6月26日(水)に東京大学伊藤国際学術研究センターで発表された論文で、宇宙の物質構造をなす銀河から最高エネルギー宇宙線が発生すると仮定して、電荷をもった重い原子核が宇宙磁場によって曲げられて地球に到達したことを初めて明らかにしました。