9月3日(火)から14日(土)の5日間にかけて、四條畷キャンパスの運動解析実習室において公益財団法人全日本スキー連盟のフリースタイルスキー(モーグル)のナショナルチーム強化指定選手を対象とした動作計測・解析に伴う専門技術サポートを行いました。
動作分析には、医療健康科学部理学療法学科 木村佳記教授、成俊弼講師、森下聖特任講師が専門技術スタッフとして、松本光平特任講師と同学科の学生が作業補助として参加しました。
取材当日はナショナルチームの理学療法士の徳富みずき氏の指示の下、フリースタイルスキー世界ジュニア選手権モーグルで優勝経験のある川岡士真選手や井原遥香選手、三瀬クレア選手の計測が行われました。
三次元動作解析計測では実習室にある赤外線カメラで体につける反射マーカーを撮影・検知し、その位置座標を計算することで行われます。選手たちは動作解析装置の計測空間の中で、ジャンプや回転などモーグルの基本動作を行い、計測を行いました。
専門技術スタッフとして参加した木村教授は「3回の計測を行ってきましたが、選手ごとに動きの個性・特性があり、これをバイオメカニクスで表現することで、選手が日頃と異なる視点でご自身の動きを解釈する機会になっているように思います。そのためにも定期的にこういった計測は有効だと考えています」とバイオメカニクス分析の必要性を語りました。
スポーツ分野でもデータ分析が必要となっており、本学では2025年4月に「健康情報学部」を開設し、デジタル技術を活用した科学的根拠に基づいた理学療法や効果を提供できる人材を育成していきます。
今回参加された選手のみなさんが次のシーズンで活躍してくれることを期待しています。