12月2日(月)、大阪国税局による特別講義「日本産酒類の振興」が工学部環境科学科3年生の授業の一環として寝屋川キャンパスで行われました。
本学は2015年から酒類試験製造免許を保有しており、環境科学科の学生がベリーベリープロジェクトの取り組みの一環としてオリジナルビールの醸造に挑戦しています。今回はその一環として授業を行いました。
第1部では、東税務署 筆頭酒類指導官 新阜美貴子氏より、国税庁の理念や酒税の概要、酒類に関する免許制度についてのご説明やアルコールパッチテストを実施しました。
酒類を製造するためには免許が必要であることや酒類を販売するにも免許が必要であるということを学びました。次に、アルコールパッチテストの判定をもとに、肝臓内のアルコール分解酵素や血中アルコール濃度と脳への影響についてお話いただき、学生たちはお酒に対する自身の体質について知ることができました。また、講義中の課題として国税庁の取り組みについてまとめました。
第2部では、大阪国税局 酒類業調整官 植田謙三氏より、国税庁の取り組みや日本産酒類の輸出動向、酒類の地理的表示(GI)制度のしくみについてご説明いただきました。
国税庁では、日本産酒類のブランド化の推進として、日本酒や焼酎、泡盛などをユネスコ無形文化遺産登録に向けた取り組みや輸出拡大に向けた制度改正、日本の強みを最大限に活かし酒類が日本の特産品として輸出事業に寄与できるようさまざまな取り組みについてお話いただきました。
今村隆一郎さん(工学部環境科学科3年)は「酒税や製造免許など、お酒に税金や免許が必要ということを今日の講義ではじめて知りました。20歳になりお酒を飲むようになって手ごろなお酒を飲んでしまいますが、日本酒や焼酎、泡盛など日本の伝統的なお酒を飲んでみようと思いました」と話しました。
学生たちにとって、多くの学びがある時間となりました。
※2024年より環境科学科は基礎理工学科 環境化学専攻へ
ロボットからIT、ゲーム、医療まで多種多様な学び。
めざす専門分野のスペシャリストとして、未来を切り開ける人へと成長してください。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
PAGE
TOP