12月19日(木)、医療健康科学部医療科学科(2025年度より健康情報学部健康情報学科医療工学専攻)3年生を対象とした医療に関するデジタルツインの体験実習を行いました。
近年、現実空間の情報を取得し、サイバー空間内に現実空間の環境を再現するデジタルツイン技術が注目を浴びています。これまでデジタルツイン技術は、建築業界や製造業界で使われていましたが、医療現場でもこのデジタルツイン技術を利用する研究が始まっています。この動きを受けて、今回、手術室の3Dデータ化をテーマに、デジタルツイン技術の解説と本学が所有している3Dスキャナを用い、臨床工学実習室デジタルツインの体験実習を行いました。
3Dスキャナの取扱い方及びスキャンデータの処理の方法は、本学の専門分野の多様性を活かし、濱野塁さん(大学院工学研究科建築学コース博士前期課程2年)が担当しました。参加した学生からは、「デジタルツイン技術とそれの医療分野への応用について、理解が深まった」「最新の3Dスキャナの取扱い方を学ぶ良い機会となった」との声が聞かれました。
参加した学生は、今後、卒業研究などで本格的なデジタルツイン技術を学び、医療分野への応用を研究していく予定です。
なお、使用した3Dスキャナは、文部科学省が実施する令和3年度「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」により導入されたFAROFocusS 150です。
大阪電気通信大学は、「デジタルスキルで人生を切り拓け」というキャッチコピーのもと、社会や人生に役立つ「デジタルスキル」が身につく教育を実践しています。