5月25日(日)、京都府精華町せいか大通りで「けいはんなアバターチャレンジ」が開催され、アバタープロジェクトチームの“大阪電通大くっすんズ”がスマイル賞、“大阪電通大ひこぼしーズ”がチームワーク賞を受賞しました。
本イベントは、アバター(遠隔操作ロボット)によるパレードや競技会、体験コーナーなど、未来のテクノロジーを身近に体感できる、日本初の“アバターが公道を走る運動会”です。
会場となった「けいはんな学研都市」は、京都・大阪・奈良の3府県にまたがる国内有数の学術研究都市で、東の「つくば学研都市」と並ぶ日本の研究拠点のひとつです。150を超える研究機関、大学、文化施設が集まるこの地で、アバターを活用した取り組みが実施されています。
本学チームは、アバター本体の開発を工学部電子機械工学科 鄭研究室の学生が中心となって担当しました。また、建築・デザイン学部 空間デザイン専攻、総合情報学部 デジタルゲーム学科、ゲーム&メディア学科の教員・学生が、マスコットキャラクターの3Dデザインと製作を担当し、学科を横断した最先端のアバターが誕生しました。
イベント当日は、地域のマスコットキャラクターを乗せたアバターたちによるパレードがせいか大通りで行われ、会場は大いに盛り上がりました。続いて行われた競技会では、「ジャンケン」「地蔵盆」「スラロームと山登り」の3種目が実施され、参加チームはアバターを遠隔操作して競い合いました。
本学のアバター「くっすんズ」は通信トラブルのため競技には参加できなかったものの、「ひこぼしーズ」は無事に出場。競技中には、会場の子どもたちの応援がアバターのスピーカーを通じて操縦者の学生たちにリアルタイムで届くなど、現地と遠隔地が一体となるイベントとなりました。
アバター本体を担当した鄭研究室の学生は、「プログラムの設計や、コントローラーの製作・設定に苦労しました。特にタイヤの幅を正確に揃えるのが難しく、何度も調整を重ねました。思い通りに動いたときは、大きな達成感がありました」と振り返りました。
また、キャラクターデザインと製作を担当した、空間デザイン専攻、デジタルゲーム学科、ゲーム&メディア学科の学生たちは、「4回の修正を経て完成させました。出力のためにパーツ分けが必要だと知り、作業を進めながら学びました」「“ひこぼし”は安定して立てられるようにポージングを工夫し、造形を通して製作の基礎も学び直しました」と語りました。
今後は、このプロジェクトを後輩たちへ引き継ぎながら、アバタープロジェクトチームとして大学のマスコット制作にも取り組んでいきたいと、学生たちは意欲を見せています。
本プロジェクトを通じて、メンバーは互いに協力しながらイベントに参加し、多くの貴重な経験を得ることができました。この経験を今後の活動にも活かしていきたいと思います。
アバターチャレンジプロジェクトメンバー
勇崎和真(工学部電子機械工学科4年)
仲村恭祐(同学科4年)
門川哲也(同学科4年)
山野真彦(同学科4年)
岸辺啓太(同学科1年)
有澤天(建築・デザイン学部 空間デザイン専攻 2年)
北村岳春(同専攻1年)
大槻紘太朗(総合情報学部 デジタルゲーム学科4年)
徳光駿(同学科4年)
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